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2010年6月 1日 (火)

次期バージョンArcGIS 10の全体像

ArcGIS の次期バージョン「ArcGIS 10」が今秋リリース予定です。


ArcGIS 10 では様々な面で大きなリニューアルがなされ、GISの新しい利用スタイルを提示します。バージョン番号が「9」から「10」へと、桁が1桁増えたように盛りだくさんの新機能がありますが、今回は4つのテーマ(「より簡単に」、「より速く」、「よりパワフルに」、「どこででも」)をベースにしてArcGISの全体像についてご紹介します。

Arcgis10

■より簡単に

ArcGIS Desktopでは、より効率的に作業ができるようユーザ インタフェースが一新されます。GISで作業する際の一連のプロセス(データやツールの検索から利用、編集まで)が簡略化され、最小限のマウス操作で最良の成果を得ることができます。複雑な作業や繰り返しが多い作業については、スクリプト言語Pythonを使用して処理を自動化させることができ、その適用範囲はデータ処理だけでなくマッピング機能にも及びます。

■より速く

地図を高速に描画するための新しい技術が実装され、スムーズなナビゲーションを実現します。

データ処理に関しても効率化、高速化が図られています。ジオプロセシングツールの処理をバックグランドで実行できるようになり、並行して他の作業もできるので、処理の待ち時間を有効利用できます。また、いくつかのツール(主にラスタ関連)で処理の実行速度が向上しています。

これらのユーザビリティとパフォーマンスの向上により、より快適で生産性の高い作業を行うことができます。

■よりパワフルに

さまざまな課題解決に役立つArcGISの空間解析機能がさらに強化されています。

ArcGIS Desktopのイメージ機能が1つの専用の画像解析ウィンドウに集約され、画像データに対する利便性が格段に向上しています。ArcGISでこんなこともできるのかと新たな驚きを持たれる方もいるでしょう。


3D機能(3D Analystエクステンション)については、3Dデータに対する空間演算および編集機能のサポートや3D解析機能のさらなる拡充で、より実用的で柔軟性のある3D空間モデリングを実現します。

さらに簡単操作でデータの時系列地図表現ができるようになり、効果的な分析やプレゼンテーションを行うことができます。

■どこででも

ArcGIS のクラウド、Webマッピング、モバイルへの対応はさらに加速し、あらゆるシーンで身近なツールとしてGISを活用できます。そしてその成果を多くのユーザと簡単に共有して利用し合えるプラットフォームを提供します。


クラウドGISの総合サイト「ArcGIS.com」は、オンラインGISアプリケーション上で、さまざまなマップサービスをマッシュアップし、それを自分のマップとして保存したり、公開したりすることができます。


エンタープライズGISサーバ製品「ArcGIS Server」については、Amazon EC2Amazonが提供する仮想サーバをレンタルするWebサービス)をプラットフォームの1つとして利用できるようになり、初期導入が簡単でかつ柔軟なシステム運用が可能です。


オンラインで提供しているWeb Mapping APIsでは、新たに編集機能に対応し、豊かな表現力と快適性を備えた高機能WebGISアプリケーションをより容易に開発することができます。


モバイルGISのデバイスとして、新たにタブレットPCiPhoneが追加されます。iPhoneへの対応については、iPhoneで動作するマッピング アプリケーションとSDKが提供される予定で、GISの活用範囲は大きく広がります。

このようにArcGIS 10では、今まで以上に利便性や機能性が向上し、さまざまなスタイル、あらゆる環境で利用できる新しいGISのカタチを提供します。

634日に東京ミッドタウンで開催されるGISコミュニティフォーラムでは、ArcGIS 10 に関するワークショップが数多く実施され、製品展示も行われます。また62日に先だって開催されるプレカンファレンス セミナーでは、カテゴリごとの詳細な新機能を紹介するワークショップがあります。百聞は一見に如かず、ArcGIS 10の全貌を知るには絶好の機会ですので、ご興味のある方は是非お越しください。

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