次世代 Web API「ArcGIS API 4.0 for JavaScript」のベータ版が公開されました

2015 年 7 月 17 日に、ArcGIS API for JavaScript の次期メイン バージョンとなる 4.0 のベータ版(Beta 1)が公開されました。バージョン 4.0は次世代 Web API として Web の最新技術を取り込むことで大きな進化を遂げています。
正式リリースは来年(2016 年)を計画しており、本記事では 4.0 Beta 1 の情報をご紹介してまいります。試用を前提としたベータ版の提供のため、アップデートに際して以下で紹介する仕様が変更される可能性があることをあらかじめご了承ください。

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3D 地図表示をサポート
ArcGIS API 4.0 for JavaScript では 3D 地図表示をサポートしています。ArcGIS for ServerArcGIS Online が配信する 3D コンテンツを参照する Web アプリを開発することができます。

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新しいレンダリング エンジンの採用
Web ブラウザーで 3D グラフィックスを高速に表示するための技術である WebGL を採用した新しいレンダリング エンジンが実装されたため、描画性能が飛躍的に向上しているとともに、3D 地図表示も高パフォーマンスを実現することができます。

よりシンプルな API へ
以下のように、ArcGIS API for JavaScript は 4.0 で API の刷新が行われており、よりシンプルになり開発効率を向上するための変更が行われています。


・1 つの API で 2D/3D に対応
・プロパティ アクセスの共通化(get, set, watch)

以上で取り上げたトピック以外にもさまざまな新機能が実装されていますので、詳細は ArcGIS API for JavaScript Beta サイト(英語)をご参照ください。サイトでは API のガイド、リファレンス、サンプルが用意されており、評価のためにアプリを実装するリソースが揃っていますので、ぜひ一度ご覧になってみてください。

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また、開発者向けの情報を ArcGIS 開発者コミュニティ サイト投稿を行うにはコミュニティへの参加が必要です)にてご紹介してまいりますので、ぜひこちらも合わせてご参照ください。


※本稿の内容は ArcGIS API 4.0 for JavaScript のベータ版時点の情報に基づいており、製品の正式リリース時に提供される機能・サービスとは異なる可能性がありますのでご了承ください。

■関連リンク
Esri 社(米国)Web サイト:
ArcGIS API for JavaScript Beta
ArcGIS for Developers

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