みなさん、ArcGIS Desktop で国土地理院の地理院地図を背景地図として使用できることをご存知ですか?以前の記事「ArcGIS で、地理院地図をより簡単に参照できるようになりました!」でご紹介した方法は、簡単とは言え、毎回 URL を入力するのが少し面倒・・・。
今回は、「WMTS 接続ファイル」をプロジェクトに追加するだけで地理院地図が使えるようになる方法をご紹介します!手順はたった 3 ステップです!
■手順
今回ご紹介する WMTS 接続ファイルは、以下の FAQ で提供しています。Esri 製品サポート サービスの保守契約が有効な方は、ぜひご利用ください! (Esri 製品サポート サイトへのログインが必要です。)
・地理院地図のレイヤーを ArcGIS Desktop で参照するには
- 地理院地図を追加したい ArcGIS Pro のマップを開き、[カタログ] ウィンドウから WMTS 接続ファイルを置いているフォルダーに接続します。WMTS 接続ファイルが表示されます。
※FAQ からダウンロードした WMTS 接続ファイルが入った ZIP ファイルを、コンピューターの任意の場所に解凍しておきます。
※保守契約が有効でない方は、本記事の最後にある「接続ファイルの作成方法」で同様の WMTS 接続ファイルを作成し、ご使用いただけます。
- 接続ファイルを右クリック → [プロジェクトに追加] をクリックします。
- [カタログ] ウィンドウの [サーバー] を展開すると、接続した WMTS が表示されます。展開すると、レイヤーが表示されます。ドラッグ & ドロップでレイヤーをマップに追加します。
以上!!
この方法で、地理院地図に公開されている災害関連の衛星画像などもマップに追加いただけます。
以下、ご参考までに、WMTS 接続ファイルとその作成方法をご紹介いたします!
■WMTS 接続ファイル (*.wmts) とは?
WMTS 接続ファイル (*.wmts) とは、ArcGIS Pro で WMTS に接続すると、プロジェクトのフォルダーに作成されるファイルです。一度作成しておくと、そのファイルを利用して WMTS に再接続することができます。ArcGIS Pro の他のプロジェクトや ArcMap でも使用することができます。
■接続ファイルの作成方法
以前の記事「ArcGIS で、地理院地図をより簡単に参照できるようになりました!」で紹介した方法で、WMTS を ArcGIS Pro に接続します。
ArcGIS Pro のプロジェクトを作成したフォルダーを確認すると、拡張子が「.wmts」の接続ファイルが作成されています。作成された接続ファイルをわかりやすい名前のフォルダーにコピーしておくと便利です。
■関連リンク