Drone2Map for ArcGIS 1.2 の新機能紹介

7 月 25 日にリリースされた Drone2Map for ArcGIS 1.2 には新機能が多数追加されました。本ブログではその一部を紹介します。

Drone2Map for ArcGIS 1.2

UI の強化
新機能の増加に伴いメニュー リボンのボタンが増えました。

[TOOLS] タブが新たに登場し、描画ツールや計測ツール、そして共有ツールが集約されたことで、より使いやすく洗練された操作画面となりました。

UI の強化

出力データの座標系設定
出力データの座標系を設定することができるようになりました。

これまでは出力データの座標系はデフォルトでユニバーサル横メルカトル図法(UTM)でしたが、[Processing Options] から公共座標系等の任意の座標系を設定できるようになりました。

出力データの座標系設定 出力データの座標系設定

バッチ処理
[HOME] タブの [Processing] グループ内に [Batch Processing] ボタンが追加され、複数のプロジェクトをまとめて処理することができるようになりました。

Batch Processing Project に追加したプロジェクトに対してそれぞれ異なった詳細設定をすることができるので、「まとめて処理をするとすべてのプロジェクトに同一の設定が適応されるのでは」という心配も要りません。処理時間が長くなるようなプロジェクトを複数まとめて Batch Processing Project に追加して帰宅前に動作させると、日中に処理マシンが占有されることがなくなります。この機能が追加されたことにより、より効率的に GIS データを生成することができるようになりました。

バッチ処理 バッチ処理

Initial 処理をスキップ
一度処理を行ったプロジェクトを再度処理する場合に、Initial 処理を省略することができるようになりました。

Initial 処理では、どの画像と画像が同じ位置を写しているかを確認する作業が行われます。プロジェクトを作成したら必ず一度は行う必要があります。

この Initial 処理を省く機能が追加されたことで、再度処理を行う際に大幅な時間短縮ができるようになりました。

Initial 処理をスキップ

ArcGIS Pro へのダイレクト接続
[HOME] タブの [Project] グループ内に [Open in ArcGIS Pro] ボタンが追加され、Drone2Map for ArcGIS から ArcGIS Desktop アプリケーションである ArcGIS Pro を直接開けるようになりました。

ArcGIS Desktop のライセンスをお持ちの方は、Drone2Map for ArcGIS で処理をした結果のデータをすぐに ArcGIS Desktop で利用できます。

ArcGIS Pro へのダイレクト接続ArcGIS Pro へのダイレクト接続

その他新機能は Drone2Map for ArcGIS 1.2 新機能ページをご覧下さい。

尚、15 日間のトライアル版もご用意していますので興味のある方はぜひお試しください。

■関連リンク
Drone2Map for ArcGIS 製品ページ
ArcGIS Online 製品ページ
ドローンと GIS(GIS 基礎解説)

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