2 月 21 日(水)から 22 日(木)にかけて函館市にて “日本で一番早いGIS Day” である「GIS Day in はこだて」が開催されました。今年は初日に「ドローン利活用とマリン IT セミナー」、二日目には北海道大学函館キャンパスにて「はじめての ArcGIS Pro 講習会」が行われました。
セミナーでは、産業・農業分野におけるドローンの活用事例の紹介や、漁業が活発な函館らしく、マリン IT 分野におけるドローンの可能性ということで、漁業におけるドローン活用について発表がありました。
内容は、タコの漁船の軌跡を海図上にマッピングして、ベテラン漁師とビギナー漁師の船の動きを比較した事例や、イカ釣り漁船のライトの仕組みの話など、港町で行う GIS Day だからこそ聞く事ができる興味深い発表がありました。
セミナー後には水中でドローンが活用できないかなど、空だけではなく海中の活用法も模索している研究者の方からの質問や、実業務を想定した電線等の点検をドローンを用いて行う際の質問など質疑も多く寄せられ活発なセミナーとなりました。
2 日目の講習会では 20 名の方に参加いただき、 「”はじめての” ArcGIS Pro 講習会」を実際に ArcGIS Pro を触って体験してもらいました。冒頭では「函館市に新しくコンビニを建てるならどこがよいか?」というテーマのもと、GIS を身近な分野でどう活用できるのか参加者全員で考えました。
9:30~17:00 と長丁場の講習会でしたが、講習中にもみなさん積極的に手をあげて質問されており、ArcGIS Pro の良さや GIS の活用性を感じていただけたように思えます。