10 月 4 日 (金) から 10 月 6 日 (日) の 3 日間で開催された「宮蘭航路フェリーハッカソン」において、ESRIジャパン チームが奨励賞を受賞しました!
どんなイベント?
「宮蘭航路フェリーハッカソン」は、フェリー航路で結ばれている北海道室蘭市と岩手県宮古市の交流とフェリーの利用促進を目指して開催されているイベントです。
今年は「宮古をもっと近くに!10 時間のフェリーをもっと楽しく!」をテーマに、片道 10 時間のフェリーの旅を楽しむためのアプリを開発しました。
ESRIジャパンは 4 年連続で室蘭市主催のハッカソンに参加していますが、今年は社内からの参加者 3 人でチームを組み、挑みました。
イベントの進行状況や写真はアーバンデータチャレンジ南北海道ブロックの Facebook ページ、室蘭市観光課の Twitter をぜひご覧ください。
Survey123 for ArcGIS で作ったゲーム!?
今回 ESRIジャパンチームは、「わたしがプランナー」というシミュレーション アプリを、主に Survey123 for ArcGIS を用いて作成しました。
このアプリでは乗船客自身が観光プランナーになりきって、お題に合った観光プランを作成します。
プレイの流れ
① お題出題!
QR コードを読み込んで、Web アプリを開きます。
カードを引くと……お題が出てきます。
② お題に沿ったプランを作成していきます。
お題によっては宮古市の名産物などのアイテムが授けられ、どのアイテムを選ぶかによってその後作成できるプランが変わってきます。
プラン作成のヒント情報が出現することも。
こちらの地図では、他の人がその場所でどのぐらい「わくわく」したか、シンボルの大きさで表現しています↓
③ 最後に、おすすめの場所を投稿!
以上の流れでユーザーは宮古市での旅の思い出を振りかえったり、宮古市の新たな魅力を発見したりできます。
実は結構簡単に作れます
観光プランのシミュレーションに使う観光名所や特産品情報を元に、選択肢のパターンを構想しておけば、Survey123 Connect for ArcGIS や Web デザイナーでの入力により、質問や選択肢を簡単に作成できます。
Survey123 Connect for ArcGIS の実際の入力画面↓
集めた位置情報の分析へ
今回開発したアプリは、アプリの選択肢として登場する観光名所やプラン作成のヒントにオープンデータを使用しています。
また、乗船客にアプリをプレイしてもらうことで、観光プランのパターンが蓄積されていきます。これは、アプリの開発者として想定される観光関連の会社や協会などにとってはデータが集まるメリットがあります。
収集した観光プラン パターンのデータから、乗船客に着目されやすい観光名所や特産品の傾向を把握できるため、今後の観光振興や事業展開に生かすことができます。
Survey123 の集計画面イメージ↓
今後の展開
紹介したアプリをブラッシュアップし、アーバンデータチャレンジの作品として アーバンデータチャレンジ2019 に応募します。