ArcGIS Pro 2.5: ネットワーク解析用に独自の道路網を作成できるツールが追加されました！

ArcGIS Pro 2.5 の新機能をご紹介する本シリーズ。

今回は、Network Analyst エクステンションで使用できる新機能をご紹介します。

到達圏解析やルート解析など、ネットワーク解析機能を利用するには、ネットワークデータセットが必要です。既存のラインやポイントデータから、必要最小限のネットワークデータセットを生成する [ネットワークデータセットの作成] ジオプロセシングツールが Network Analyst ツールボックスに追加されました。

独自に道路ラインデータをお持ちであれば、本ツールを利用し、オリジナルのネットワークデータセットが生成できます。これにより、独自ネットワークでの解析が可能になります。

現実世界の道路状況は少しずつ変化していきます。下記の例は、既存の道路ラインデータに、新規開通した道路ラインデータを新たに追加し、新しいネットワークデータセットを生成しています。これにより、既存の道路データでは、遠回りとなっていたルートも、新しいネットワークデータセットでは、最短距離・時間でのルート探索ができるようになり、現実世界に即したネットワーク解析ができるようになります。

他にも、ネットワークデータセットを作成したら、移動モード、交通量、ルート案内等を追加して、ネットワーク解析の設定を変更することができます。本ツールを利用して、独自のネットワークデータを生成・活用してみてはいかがでしょうか？

ツールの使い方についてはチュートリアルもご用意しておりますので、ぜひご参照ください。

ArcGIS Pro をお持ちでない場合は、トライアル版でエクステンションもお試しいただけます。

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