「世界各国にある拠点の情報をマップ上で管理したい。」このように Excel 上で海外住所の情報を活用したいと考えている方は、ぜひ Esri Maps for Office を活用してみてください。
先日リリースした Esri Maps for Office バージョン 3.1 を利用すると、GIS の専門的な知識がない方でも、使い慣れた Excel 上で、国内・海外の住所情報をウィザード形式で簡単にマップへ追加することができます。今回は、Esri Maps for Office を使い、国内外の住所情報をマップへ追加する方法をご紹介します。バージョン 3.1 からは下図のようなウィザード形式で 3 ステップで、Excel データをマップに追加することができるようになりました。
1. まず、マップに追加したいデータ範囲(テーブル、選択したセル範囲など)を選びます。
2. [位置情報] から住所の指定を「世界」に設定し、住所列を選択します。
3. お好みのシンボルを設定します。
最後に、プレビュー機能により追加するシンボルがどのようにマップで表現されるか、また、住所ジオコーディングで消費されるサービス クレジットを確認した上で、マップに追加できます。
このように簡単なステップで、海外住所も簡単にマップに追加できました。一度マップへ取り込んだ後でも、Excel 上で内容を修正し、その内容をマップへ反映することができます。
また、いままでの Esri Maps for Office(バージョン 2.1.5 以前)は、Web メルカトルや WGS 1984 の緯度経度のデータのみ取り込みが可能でしたが、バージョン 3.1 から、各国のローカルな座標系も利用できるようになりました。たとえば、日本の平面直角座標系に基づく座標値を持つ Excel データをマップ上で表示することができます。
詳しい Esri Maps for Office の操作方法は、ヘルプや公開予定のワークブックをご活用ください。
※ Esri Maps for Office を使うためには、ArcGIS Online あるいは Portal for ArcGIS(ArcGIS for Server エクステンション)にサイン インするためのアカウントが必要です。