6 月 16 日に、クラウド GIS である ArcGIS Online の最新バージョンをリリースしました。
注)バージョンアップされた内容を確実にご利用いただくために、お使いの Web ブラウザーのキャッシュ(インターネット一時ファイル)を削除してください。主な Web ブラウザーのキャッシュ削除方法については、以下のリンク先をご参照ください。
・Internet Explorer:閲覧履歴の表示および削除
・Firefox:Firefox のキャッシュを消去するには
・Google Chrome:キャッシュや履歴などのブラウザデータを削除する
今回の ArcGIS Online バージョンアップにおける主な機能追加、機能改善の内容をご紹介します。
アイテム詳細ページ
ArcGIS Online にコンテンツとして追加されているレイヤーやマップなどの詳細情報を参照し、設定の変更を行えるアイテム詳細ページのデザインが刷新され、タブ形式になりました。
従来はマップ ビューアーに移動しなくてはできなかった、属性テーブルやデータの表示がアイテム詳細ページ上で可能になりました。また、自分が所有しているレイヤーであれば、同ページ上で属性テーブル内の属性値の編集やレイヤーのスタイルの変更やポップアップの構成も行うことができ、操作性が向上しています。
スマート マッピング
時系列データ用のスタイルが新しく追加されました。「連続タイムライン」や「期間」といったスタイルを選ぶことで、時系列の特性をよりわかりやすく表現できます。
OGC サポートの強化
地理情報システムの標準化団体である OGC(Open Geospatial Consortium)の WFS と WMTS サービスをマップ ビューアーに追加できるようになりました。WFS サービスは、マップ ビューアーの解析機能でも利用できます。また、WMS サービスのポップアップ表示も可能になりました。
シーン ビューアー
3 次元ビューアーであるシーン ビューアーの日影表示機能が拡張されて、1 日または 1 年の影の動きをアニメーションで再生できるようになりました。他にも、3D グラフィックスの表示を最適化できる設定が追加され、パフォーマンスを重視するか、表示品質を重視するかを調整できるようになりました。
管理
サービス クレジットを使用できる上限を各メンバーに割り当てる機能に、新規メンバーの招待時にデフォルトでクレジットを割り当てる設定が追加されました。
Web AppBuilder
[データの追加] 、[選択]、[フィルター] などの新しいウィジェットが追加されました。[データの追加] ウィジェットでは、マップ ビューアーの [データの追加] と同様に ArcGIS Online 上のレイヤーや [マイ コンテンツ] 内のレイヤーを自由にマップに追加することができます。URL を指定したレイヤーの追加では、ArcGIS Server、OGC WMS、KML ファイル、GeoRSS ファイル、CSV ファイルに対応しています。
新機能の詳細につきましては、ArcGIS Online ヘルプをご参照ください。日本語版のヘルプ内容は現時点では更新されていませんので、右上の言語設定を「English」に切り替えて英語版をご覧ください。日本語版の内容更新は、近日中に行われる予定です。