新型コロナウイルスの感染経路の多くが飛沫感染であることから、空間の換気への関心が高まっています。駅、スタジアム、屋外のオープンスペース等の不特定多数の人が集まる屋外や半屋外の空間において、機械式の空調システムだけで換気を制御することは困難であり、自然風による換気を把握し、活用していく工夫が不可欠といえます。
株式会社環境GIS研究所が開発した「Airflow Analyst」は、都市空間で起こりうる複雑な風の流れをシミュレートする機能を持つ ArcGIS Pro のアドイン ソフトウェアで、特定の空間における換気性能を評価することができます。
この Airflow Analyst に関する事例が、米国 Esri 社のニュースサイト「ArcNews」で紹介されました。
ArcGIS Pro Add-In Makes Outdoor Airflow Analysis More Accessible
このニュース記事の翻訳版を ESRIジャパンの事例ページに掲載していますので、ご参考にしてください。
ArcGIS Proアドイン Airflow Analyst で都市の風環境解析が容易に
国土交通省が主導する Project PLATEAU により、国内の 3D 都市モデルが気軽に利用できるようになりました。この 7 月にオープンした「3D 都市モデル 活用サイト」では、ArcGIS ですぐに利用可能なジオデータベース形式の 3D 都市モデルを順次公開しており、Airflow Analyst での解析に利用することができます。