ArcGIS Business Analyst には 140 か国以上の国と地域の統計データが搭載されており、導入後はすぐに海外の商圏分析を行うことが可能です。しかし国や地域によって利用できる統計データの質は様々です。詳細な区画の統計データを隔年毎に提供している国や地域があれば、数年前の大きな区画の統計データを提供している国もあります。
本ブログでは実際に利用可能な世界各国のデータが「どのくらいの粒度」で、「どういったデータ」を搭載しているのかを ArcGIS StoryMaps を使ってご紹介します。
主要各国で使用可能な統計データ
ストーリー マップでは、世界各国が提供する統計データの区画サイズ、目標物 (POI)、交通量、統計情報を紹介しています。区画サイズではその国が提供する最も細かい区画を閲覧できます。なお、表示されている区画は主に人口統計で色分けしています。より実際のイメージを掴んで頂くために点線で 10 km × 10 km のグリッド (一部異なります。) を地図上に表示しています。こうすることで「どのくらいの粒度」で統計データが提供されているのかを一目でご確認頂けます。また各画像をクリックして頂くと画像を拡大することができます。
その他の国・地域
その他の国や地域のデータについては、ArcGIS StoryMaps の埋め込み機能を使用して、任意の国で利用可能な統計データの概要を閲覧できるアプリケーションを埋め込みました。興味のある国や地域にどんな統計データが提供されているか是非ご確認ください。
道路ネットワーク・ジオコーディング
ArcGIS Business Analystでは道路に沿った商圏 (以下「到達圏」) を作成できます。国や地域によって整備状況は異なりますが、ライブ交通速度を加味した到達圏を作成することもできます。またジオコーディングについても、国や地域によって地図上にプロットできる位置の精度は異なります。
これらのデータについても、整備状況を確認できるマップ ビューアーをストーリー マップ内でご覧いただけます。
おわりに
ArcGIS Business Analyst はすぐに使える商圏分析・エリアマーケティング特化型 GIS ソリューションです。国内外の統計データに加え、商圏レポートの作成や顧客分析、需要予測分析などの強力なツール群を提供し、貴社の海外出店をサポートいたします。21 日間のトライアルをご用意していますのでこちらの記事をお読みいただいた後にぜひお試しください。