2011年11月26日に行われた第3回GISLandslide研究集会で弊社社員の発表資料「ArcGISでの気象データ利用」を、多くの方々のご要望にお答えいたしまして、ダウンロード可能な資料として公開いたします。
本発表資料は、研究集会での趣旨にあわせて、土砂災害と密接に関わる誘因のうち降雨データを中心に、ArcGIS Desktopでの利用手順を紹介しました。
発表資料及び資料概要は次のとおりです。
【発表資料】
ArcGISでの気象データ利用
ArcGISforMeteorology.pdfをダウンロード
【資料概要】
・気象データとソフトウェア
気象データは大きく分けると観測データ、多次元データに分かれます。それぞれのデータ構造、気象分野で使われるソフトを整理し、GISで使うための条件を挙げました。
・地上観測雨量
長野県での2006年7月豪雨(土石流災害発生)を対象に、等雨量線図を作成するまでの具体的な手順、および注意点を紹介いたしました。
・解析雨量
2009年7月中国九州北部豪雨(山口県防府市で土石流災害発生)を対象に、解析雨量のアニメーションを作成するまでの具体的な手順、および注意点を紹介いたしました。
・その他
その他として、GISにインポート可能な形式でデータを提供しているNOAAの例、気象データで使われることが多いGRIB2, NetCDFについて、気象データを使ったArcGIS Serverのサンプルアプリケーションを紹介しました。