ArcGIS Desktop 10.1 における VBA のサポートについて

以前、ブログでもお伝えした通り、ArcGIS Desktop の VBA(Visual Basic for Applications)のサポートはバージョン 10.0 が最後となり、10.1 はサポート対象ではなくなります。したがって、ArcGIS Desktop にカスタムの機能を実装する方法として、今のうちから VBA を使用せずに VB.NET、C# などで開発したアドインや Python スクリプトを使用することを推奨しています。

Vba_3

しかし、そうはいっても「これまでに VBA で書いたソース コードをそんな簡単に移行できない!」とお思いの方もいらっしゃるかと思います。Esri はこの移行期間中の救済措置として、ArcGIS Desktop 10.1 で ArcGIS VBA Compatibility のセットアップ プログラムを提供します。このプログラムをインストールし、ライセンスを認証することにより、既存の VBA コードは ArcGIS Desktop 10.1 の環境でも実行することができます。

VBA のライセンスはバージョン 10.0 と同様に、別途申請によって認証番号を取得する方式となります。申請のワークフローについては製品がリリースされたときにドキュメントを更新します。

4/4 更新:VBA のライセンスを申請できるのは、ArcGIS Desktop 10.0 で VBA の申請を行い、認証番号が発行されたユーザ様に限ります。ArcGIS 10.1 を新規購入した場合は VBA のライセンスを申請できませんのでご注意ください。

■関連リンク
・ArcGIS ブログ:ArcGIS 10 における VBA と VB6 のサポートについて
・ESRIジャパン製品ページ:デスクトップ GIS

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