2017 年 11 月 7 日にリリースした、ArcGIS Desktop の最新アプリケーション「ArcGIS Pro」のバージョン 2.0 の新機能を複数回に分けてご紹介しています。
今回は、3D 関連の新機能を紹介します。
LAS (点群) データのシンボル表示
LAS データが持っている反射強度の情報を標高値と組み合わせてシンボル表示できるようになりました。標高のみの時と比べると、より地物の把握が容易になります。
対話的なマルチパッチ フィーチャの編集
対話的にマルチパッチ フィーチャを作成・編集できるようになりました。
マルチパッチ フィーチャの作成時にガイドが表示され、自由に 3D 形状を作成することができます。
[CAD へエクスポート] ジオプロセシング ツールの改良
[CAD へエクスポート] ツールは、フィーチャクラスとシェープファイルを V8 DGN および DWG/DXF 形式にエクスポートするジオプロセシング ツールです。このツールにおいて機能拡張が行われ、マルチパッチ フィーチャを DWG および DGN 3D メッシュ エンティティへ変換できるようになりました。
エクスポートした DWG ファイルを AutoCAD で表示した例
この他にもジオプロセシング ツールの追加や機能拡張が行われています。
ArcGIS Pro は従来のアプリケーション「ArcMap」と並行して利用することができます。使いはじめたい場合は「はじめての ArcGIS Pro」(サポート サイトへのログインが必要です)をご参照ください。ArcGIS Desktop 製品をお持ちでない場合は、トライアル版でお試しいただけます。
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