ドローン、どこで飛ばせる?
産業用・ホビー用共に話題のドローンですが、飛行規制に関するニュースも度々耳にします。ドローン飛行に関する諸規定は国土交通省の「無人航空機 (ドローン・ラジコン機等) の飛行ルール」に詳細が掲載されており、基本的には人口集中地区および空港等の周辺以外の高度 30~150m の空域であれば国土交通省の許可なく飛行可能ですが、「結局どこで飛ばせるの?」と疑問に思うことはないでしょうか。
そこで今回は、ドローンを飛ばせる場所が一目でわかる関東圏の飛行規制エリアと飛行練習場を確認できるマップを ArcGIS Online の無償アプリ WebAppBuilder for ArcGIS を使って作成しました!
このアプリは、国土地理院の地理院地図で公開されている関東圏の「空港等の周辺空域 (航空局)」が写った画像データを ArcGIS Pro でジオリファレンスし、更に地理院タイル「人口集中地区 平成 27 年 (総務省統計局)」とインターネット上で収集した関東圏のドローン飛行の練習が行える施設情報を ArcGIS Online ジオコーディング を使ってポイント データに変換したものをまとめました。
さらに!このアプリでは、飛行規制エリアや各施設を俯瞰的に確認できるだけでなく、以下の機能も用意しています。
- ポイント データをクリックして飛行練習場の詳細を確認
- 現在地から目的地までのルート案内 (自動車・徒歩)※ArcGIS Online アカウントのサイン インが必要です。
- 飛行練習場のポイント データをダウンロード ※ポイント データの詳細や仕様は予告なく変更されることがありますので、予めご了承ください。
- ArcGIS Online 無償コンテンツやお持ちのデータ等の追加 (ArcGIS Online で配信されている気象オンラインサービス (ベータ版) へお申込みいただくと、ほぼリアルタイムで更新される降水や土砂災害の気象情報が利用できます。)
このように、ArcGIS Online を使うとドローンに関する情報を簡単に一括管理していただけます!
次のお休みは都市部の練習場で、またはちょっと郊外まで足を運んで、ドローンを飛ばしてみませんか?飛行規制エリア外であってもドローンを飛ばす際はくれぐれもマナーを守り、皆さんが気持ち良く過ごせるように注意をしましょう。
※アプリで使用している各データは、必ずしも境界の位置を正確に反映しているとは限りません。航空法による無人航空機の飛行禁止区域についての詳細は以下にお問合せください。【問合せ先:国土交通省航空局ホームページ内「無人航空機 (ドローン・ラジコン機等) の飛行ルール」ページ】
ドローンで撮影を行った後は…
Drone2Map for ArcGIS を使ってドローン撮影写真からオルソ画像や標高データ、3 次元データを作りましょう!Drone2Map で作成した 3 次元データを 3D プリントすると素敵な旅の思い出になること間違いありませんね!