64-bit デスクトップ GIS である ArcGIS Pro 2.2 を 10 月 22 日にリリースしました。
ArcGIS Pro 2.2 では、多くの新しい機能が追加されました。ユーザーから要望の多かったワークフローや機能の追加、3D や 64-bit 環境を活かした ArcGIS Pro 独自の新しい機能、ArcGIS プラットフォームとの連携に関する機能強化が図られています。
スライス ツール
対話型の 3D 見通しや可視解析ができる探索的解析ツールに、スライスが追加されました。スライスでは、平面や立体の断面図を対話的に確認できます。
CAD、BIM データ
オートデスク社の AutoCAD バージョン 2018 と 2019 形式、および Revit モデル (Revit 2011-2018 ファイル) を直接読み込めるようになりました。Revit ファイル内で管理されている、壁や窓などの部材カテゴリを ArcGIS Pro でも区別して表示することができ、その他の詳細なプロパティも確認できます。
クロック チャート
経時的なデータ変化を視覚化する方法として、新しくデータ クロック チャートを作成できるようになりました。データ内の周期的なパターンや季節パターンを視覚化し、検出することができます。
鳥取県オープンデータポータルサイトより交通事故情報
(https://odp-pref-tottori.tori-info.co.jp/dataset/1473.html)
その他の ArcGIS Pro 2.2 の新機能は Web ヘルプをご参照ください。また、本ブログでも新エクステンションや 3D データ編集機能など、いくつかピックアップして詳細をご紹介します。
ArcGIS Pro は従来のアプリケーション「ArcMap」と並行して利用することができます。使いはじめたい場合は「はじめての ArcGIS Pro」(サポート サイトへのログインが必要です) をご参照ください。ArcGIS Desktop 製品をお持ちでない場合は、トライアル版でお試しいただけます。