12 月 2 日は日本人が初めて宇宙飛行した日です!

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先日、日本科学未来館 (東京都江東区青海)で開催された G 空間 EXPO に参加してきました。今回は国産の測位衛星である「みちびき(準天頂衛星システム:QZSS)」が 2018 年 11 月 1 日にサービス開始した直後ということもあり、例年に増して宇宙と地上をリンクした展示で賑わっていたように思います。

さて、日本科学未来館では常設展示の一つとして歴代の宇宙飛行士の写真が年代とともに掲示されていることをご存知の方も多いのではないでしょうか。日本人初の有人宇宙飛行は、1990 年 12 月 2 日に当時のソビエト連邦 (現ロシア連邦) のソユーズ宇宙船に搭乗した秋山豊寛氏によって達成されました。これ以降、12 月 2 日が日本人宇宙飛行記念日と呼ばれるようになったそうです。このときの宇宙飛行期間は 9 日間だったそうですが、その後、多数の日本人飛行士が誕生し、2000 年代後半からは ISS (国際宇宙ステーション) での数か月間にわたる長期滞在がおこなわれています。

そこで今回は、宇宙旅行をはじめとする「宇宙」にまつわる Web アプリやストーリー マップをご紹介します。

Koichi Wakata’s Japan From Space

宇宙航空研究開発機構 (JAXA) の宇宙飛行士である若田光一氏が、2013 年 11 月~ 2014 年 5 月の間に国際宇宙ステーション (ISS) で長期滞在クルーとして活動した際、ISS から撮影した日本各地の風景と地図を連動させた Web アプリです。これらの写真は、若田氏自身が ISS 内での生活風景などとともに Twitter で公開し、話題になりましたね。

pt_01Koichi Wakata’s Japan From Space

Roving the Red Planet

世界の宇宙事業におけるトレンドの一つに深宇宙探査がありますが、人類が月の次に目指しているのは火星です。先日も NASA の火星探査機インサイトが火星に無事到着したと報道されたばかりですね。次に紹介するのは、NASA の火星探査機ローバーであるキュリオシティやオポチュニティがおこなった火星探査の場所、写真、動画などをまとめたストーリー マップです。NASA の探査活動を地理的に学ぶためのツールとして有効です。

pt_02Roving the Red Planet

Satellite Map

次は宇宙飛行ではありませんが、人工衛星の現在地と軌道を可視化する Web アプリです。国、衛星の種類、サイズ、打ち上げ時期などを指定して対話的に表示対象を絞り込むことができます。エフェメリス (衛星軌道情報) の源泉は Space-Track から取得しています。

下図は、皆さんがよくご存じのとある衛星の軌道ですが、わかりますか?答えは「みちびき」です。みちびきの軌道は 8 の字を描くことが一般に知られていますが、実際の軌道は図のように地球の赤道から斜めに傾けて日本上空を通過する軌道となっています。これを日本の地上から見たときに 8 の字に見えることが、みちびきが 8 の字軌道と言われる由来です。

※このアプリは Esri’s Applications Prototype Lab で公開されているデモアプリです。

Satellite Map

Solar Eclipse Finder

任意の地点における日食の時期を可視化する Web アプリです。2D 版では任意地点をクリックして日食の軌跡と時期を、3D 版では指定した期間の日食の軌跡を見ることができます。

※このアプリは Esri’s Applications Prototype Lab で公開されているデモアプリです。

pt_03Solar Eclipse Finder (2D)

Solar Eclipse Map (3D)

今回ご紹介した Web アプリは弊社 Web サイトの活用法ページにも掲載しています。

宇宙のプロモーションツールとしての GIS

宇宙利用 GIS ソリューション

ご興味ある方はぜひご覧ください。

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