ArcGIS Pro 2.4: 3D 関連新機能

前回は、64-bit デスクトップ GISArcGIS Pro 2.4 のリリースをお知らせしました。

今回から、ArcGIS Pro 2.4 の新機能を複数回に分けて連載していきます。

第 1 回目は、3D データの表現や操作性が向上した 3D 関連の新機能をご紹介します。

マルチパッチのスライス

水平または垂直方向で、3D 図形データであるマルチパッチ フィーチャを指定した位置で分割できるようになりました。

このほか、マルチパッチ フィーチャを個々の 3D 面に分割する分解の機能、複数のフィーチャを結合するマージの機能が加わっています。

切り盛りツール

探索的解析ツールに、地表からの高さを設定した平面において切り盛りの体積を算出する [切り盛り] ツールが追加されました。

直感的な操作で、切り土・盛り土の面積や土量を把握できます。

断面図ビュー

シーン内で対話的に縦断線を追加すると、断面図ビューに切り替わり、コンテンツの垂直方向のスライスを表示できるようになりました。縦に積み重ねられた 3D データを断面図ビューで表示すると、コンテンツを横から見ることができます。

表示データ: VRICON 3D (VRICON 社提供の 3 次元地表モデル) ⒸVRICON

販売代理店: 日本スペースイメージング株式会社

アニメーション塗りつぶしシンボル

色、波の方向・大きさ・動きが異なる水を、アニメーションによってシミュレートできるようになりました。動的な水、熱帯水、濁水のお好みのシンボルを、3D シーン上でポリゴン フィーチャに割り当てることができます。

3D 関連の新機能、いかがでしたでしょうか。

この他、シーンにおける奥行感覚の向上や、glTF 形式データの取り込みのサポート等、機能が拡充されています。

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