2019 年 12 月 11 日に、クラウド GIS である ArcGIS Online の最新バージョンをリリースいたしました。主な機能追加・機能改善の内容をご紹介します。
管理
- [設定] タブの組織設定ページのデザインが刷新されました。設定のキーワード検索や項目にジャンプ機能が追加され、設定項目にアクセスしやすくなりました。さらに、[保存] ボタンがなくなり、設定を即時に反映します。
- [設定] タブの [セキュリティ] → [アクセス時の通知] から組織サイトにアクセスしたユーザーに対して、利用条件などの通知を表示できるようになりました。匿名ユーザーのアクセスが許可された組織サイトでは、匿名ユーザー向けと組織メンバー向けに別の通知を表示できます。
利用条件の設定画面
通知画面
- [設定] タブの [セキュリティ] → [情報バナー] から、組織内でのお知らせをバナー表示できるようになりました。
設定画面
組織サイトでのバナーの表示例
- ArcGIS Online でも Tracker for ArcGIS が利用できるようになり、[設定] タブの [組織エクステンション] から Tracker を有効化できるようになりました。Tracker をご利用の場合は、有償ライセンスを購入後、利用者にライセンスを割り当てる必要があります。
有効化後、[アプリ ランチャー] → [Track Viewer] でトラック ビューの作成を行い、トラックされるユーザーと閲覧者の設定を行うことで利用が可能です。
- [組織] タブの [メンバー] からクレジットの割り当ての設定をすることができるようになりました。
データ管理
- イメージ サービスを利用してオフラインで利用できるマップ エリアを作成できるようになりました。
- オフラインで使用するマップ エリア パッケージの更新スケジュールを設定できるようになりました。
共有
- [コンテンツ] タブのコンテンツ一覧で、共有範囲に加え、共有されているグループが表示されるようになりました。
アプリの構成
- [コンテンツ] タブ の [作成] メニューのデザインが変更され、選択肢の説明文が表示されるようになりました。また、StoryMaps ページ、ArcGIS Hub のサイトの作成ページに移動もできるようになりました。
新しいマップ ビューアー
- 新しいマップ ビューアーのベータ版が提供されました。新しいマップ ビューアーは、[アプリ ランチャー] → [Map Viewer Beta]、または、Web マップのアイテム詳細ページで [マップ ビューアーで開く] のドロップダウン → [マップ ビューアー ベータ版で開く] で利用することができます。
※ マップ ビューアー ベータ版で作成した Web マップは、従来の Web マップと同様、テンプレートや Web AppBuilder、Operations Dashboard の Web アプリやカスタム アプリなどで利用することができます。
注)バージョンアップされた内容を確実にご利用いただくために、お使いの Web ブラウザーのキャッシュ(インターネット一時ファイル)を削除してください。主な Web ブラウザーのキャッシュ削除方法については、以下のリンク先をご参照ください。
新機能の詳細につきましては、ArcGIS Online ヘルプをご参照ください。
■ 関連リンク