2020 年 4 月 1 日 (日本時間) に、クラウド GIS である ArcGIS Online の最新バージョンをリリースいたしました。主な機能追加・機能改善の内容をご紹介します。
3D マッピング
- ビルディング シーン レイヤーにおいて、階層の表示が改善され、選択した階層より下が透過表示されるようになりました。また、建設フェーズ属性によるフィルターを利用できるようになりました。
- シーン ビューアーに追加した 3D メッシュ シーン レイヤーの Z 値が地表の高さとして認識されるようになりました。
- 3D オブジェクト シーン レイヤーのラベル表示に対応しました。
プロフィール ページ
- プロフィールの設定画面が刷新され、より使いやすくなりました。鉛筆のボタンからすぐにプロフィールを編集したり、プロフィールの公開範囲を選択できるようになりました。また、アイテムの一覧もサムネイル表示されるようになりました。
データ管理
- ホスト フィーチャ レイヤーの編集の設定画面が刷新されました。チェックボックスのオン/オフで編集の許可範囲の設定が可能になり、操作性が向上しました。
- シーン レイヤー パッケージから公開したシーン レイヤーを置換できるようになりました。アイテム ID や URL を変更することなく、データを更新できます。
- ArcGIS Online にアップロードできるファイル サイズの上限が 200 GB から 500 GB になりました。
Web アプリ
- [コンテンツ] タブ の [作成] メニューから、新しいアプリである Experience Builder を起動できるようになりました。
Experience Builder では、2D/3D マップ、テキスト、メディアを含む、レスポンシブ対応の Web アプリやページを作成することができます。詳細は、本ブログでご紹介します。 - Operations Dashboard の名称が「ArcGIS Dashboard」に変更になりました。
HTTPS 通信への対応
ArcGIS Online は 2020 年後半に、HTTPS 通信のみを許可するようセキュリティ設定が更新される予定です。HTTPS 通信を使用していない (HTTP 通信を使用している) レイヤーを ArcGIS Online のマップやアプリに追加すると「HTTP の URL の使用は年内に終了します。HTTPS を使用してください。」というメッセージが表示されます。「ArcGIS Online セキュリティ変更に関する重要なお知らせ」を参考に、必要な更新を行うことをお勧めします。
注)バージョンアップされた内容を確実にご利用いただくために、お使いの Web ブラウザーのキャッシュ(インターネット一時ファイル)を削除してください。主な Web ブラウザーのキャッシュ削除方法については、以下のリンク先をご参照ください。
- Firefox のキャッシュを消去するには
- Google Chrome: 閲覧データを削除する
- Microsoft Edge の閲覧履歴を表示または削除する
- Internet Explorer の閲覧履歴の表示および削除
■ 関連リンク