ArcGIS プラットフォームに新たに Site Scan for ArcGIS (Site Scan) が加わりました。簡単な操作でドローンの飛行/撮影計画を作成してデータを取得/処理/解析/共有までを行うアプリケーションです。Site Scan for ArcGIS は、以下の 2 つのアプリケーションで構成されています。
・Site Scan for ArcGIS Flight Planning
・Site Scan for ArcGIS Manager
飛行/撮影計画作成には、Site Scan for ArcGIS Flight Planning アプリケーションを用います。これは、iPad で動作するアプリケーションです。あらかじめ準備されているテンプレートから撮影対象にあったものを選択することで良質な結果が得られる撮影を行うことができます。さらに、ドローンの飛行高度や撮影の方向、オーバーラップ率、サイドラップ率等を設定することが可能なので、より詳細な撮影を行うこともできます。
取得したデータを処理するには、Site Scan for ArcGIS Manager アプリケーションを用います。これは、SaaS のアプリケーションでブラウザーから動作するため端末環境に依存せずにドローンで取得したデータの処理が可能です。オルソモザイクや DEM / DTM といったラスター型の標高データや等高線のような 2D データ、点群や 3D メッシュのような 3D データを作成することができます。Autodesk BIM360 に格納されている図面のデータを読み込んで重ね合わせ表示を行うことで進捗管理を行うこともできます。
Site Scan for ArcGIS を用いればドローンでのデータ取得から処理/共有までをノンストップで行うことができます。さらに簡単な操作で高品質なデータを作成し、さまざまな用途に利用することができます。皆様の業務にぜひご活用ください。
無償でお試しいただけるトライアル版もあります。詳細につきましてはお問い合わせください。
■関連リンク
・Site Scan for ArcGIS 製品ページ
・GIS 基礎解説 ドローンとGIS