前回は地形に沿った高度でのドローン飛行計画についてご紹介しました。
Site Scan for ArcGIS は、他の ArcGIS 製品と簡単に連携が可能です。
その一例として、今回は Site Scan Flight Planning アプリを使ってドローンの位置情報を、現地調査アプリ ArcGIS QuickCapture と共有する方法についてご紹介します。
QuickCapture はボタンひとつでデータ収集を行うことができるアプリです。操作が容易で移動中でも調査結果を素早く記録できるという特長がありますが、Flight Planning と連携させればまるで自分がドローンと一緒に飛んでいるかのように調査を行うことができます。
たとえば、災害発生時に土砂崩壊地点を特定したり火災の状況を把握できるほか、建物の検査などにおいては場所と状態 (破損・ひび等) をドローンの着陸を待たずリアルタイムに共有できます。
※安全を考慮し、Site Scan Flight Planning と QuickCapture は必ず別の担当者がそれぞれの端末で操作してください。
※位置情報を共有する Site Scan Flight Planning と QuickCapture は同じ Wi-Fi ネットワーク上に存在する必要があります。
Flight Planning の設定
- Flight Planning アプリを起動し、既存もしくは新しいプロジェクトを開きます。
- ドローンに接続します。
- [設定] をタップし、[グローバル設定] 画面で [Share Location] をタップします。
- [Share Location] 設定を有効にし、表示されるデバイス名をタップして IP アドレスとポートを確認します。
QuickCapture の設定
- QuickCapture を開きます。
- ユーザー アイコンをタップし、[設定] メニューを開きます。
- 場所で [プロバイダー] をタップし、プロバイダーの追加から [ネットワーク経由] を選択します。
- Flight Planning アプリで確認した IP アドレスとポートを指定します。
- 指定できたら、「プロバイダー」ページに戻って新しいプロバイダーが接続されていることを確認します。
それぞれのアプリで設定が完了したら、十分安全を考慮してドローンを飛行させます。
ArcGIS プラットフォームをさらなるドローン活用や現地調査にお役立ていただければ幸いです。
Site Scan for ArcGIS の無料トライアルも提供しておりますので、詳細につきましてはお問い合わせください。
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12 月 9 日 (水) ArcGIS によるドローンソリューションウェビナー
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