ArcGIS Earth バージョン 1.12 新機能のご紹介

ArcGIS Earth

3D 対応 GIS フリービューアーである ArcGIS Earth のバージョン 1.12 が 4 月 1 日に米国でリリースされました。本製品は日本では未サポートですが、誰でも無料でインストールして日本語モードを利用することができ、操作もシンプルで使いやすい製品です。

そんな ArcGIS Earth バージョン 1.12 で追加された新機能や改善機能をご紹介します!

ArcGIS Earth

構成ファイルの管理

構成ファイルを管理する設定が追加されました。 [設定] メニュー → [詳細] タブの [構成ファイルの追加] をクリックして構成ファイルを追加できます。バージョン 1.12 から ArcGIS Online/ArcGIS Enterprise 上に構成ファイルをアップロードすることができるため、ローカル上の構成ファイルだけでなく、ArcGIS Online/ArcGIS Enterprise 上にある構成ファイルを、パスを指定して追加できます。構成ファイルは複数追加することができるので、追加した後に使用する構成ファイルを切り替えることもできます。 また、リダイレクト用の config.xml ファイルを作成すれば、パスやファイルの置き場所を指定しなくても、ArcGIS Online 上またはローカル上の構成ファイルにアクセスすることができます。

構成ファイルの管理

KML の共有

KML ファイルやドローイングを ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise に共有できます (要サインインおよびデータ共有の権限)。レイヤーを右クリック → [共有先] をクリックして共有ウィンドウを開くことができます。また、KML ファイルを電子メールで送信し、*.kmz ファイルとして共有することもできます。

 KML の共有

 

タイム スライダーの再設計

タイムスライダーの再生期間の設定がより操作しやすくなりました。下図のように再生したい期間の範囲をスライダーを動かして対話的に設定することができます。タイム スライダーは時間対応の KML、フィーチャ レイヤー、イメージ レイヤーを追加することで表示されます。

タイム スライダーの再設計

その他標高のオフセットや、ブックマークの画像のエクスポートなどの機能拡張があります。より詳細な新機能についてはヘルプの新機能ページをご参照ください。

また、使ってみたい方は ArcGIS Earth のサイト (米国 Esri 社のサイト) から、インストーラーをダウンロードし、インストールしてください。すでに ArcGIS Earth 1.11 をインストールしている方は、一度アンインストールしてから 1.12 をインストールしてください。

■関連リンク

ArcGIS Earth 1.12 Released! (米国 Esri 社の新機能紹介ブログ)

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