ArcGIS Experience Builder (Developer Edition) バージョン 1.4 の国内サポートを開始しました!

ArcGIS Experience Builder (Developer Edition) の最新バージョン 1.4 の国内サポートを開始しました。今回のバージョンアップでは、2021 年 4 月に実施された ArcGIS Experience Builder (ArcGIS Online) のアップデートによって機能追加・拡張された内容を Developer Edition に反映しています。

ArcGIS Experience Builder

バージョン 1.4 では、新しいウィジェットやその他の機能強化に加えて、「ウィジェット出力データソース」や「データアクション」という新しい概念が追加されています。これは、ウィジェットの動作や通信方法を拡張するものであり、開発者にとって重要なものです。これらの概念を示すために、いくつかのサンプルが追加されています。また、Developer Edition を Windows サービスとして実行できるようになりました。

ウィジェットの出力データソース

データソースを使用するだけでなく、ウィジェット自身や他のウィジェットが使用するデータソースを生成できるようになりました。ウィジェットの出力データソースには、クライアントサイドとサーバーサイドの 2 種類があります。前者はブラウザーのメモリに格納され、後者はリモートサーバーに格納されます。

以下の例の List ウィジェットは、サンプルの「Client-side Output Data Source」から出力データを消費しています。

ウィジェットの出力データソース

また、List ウィジェットを使って、「Server-side output data source」のサンプルを操作することもできます。すぐに使えるウィジェットとしては、Query と Chart が出力データソースを生成します。

さらに、ウィジェットは独自の出力データソースを使用することができます。たとえば、以下の「Statistics with output data source」のサンプルのように、統計情報を計算することができます。

Statistics with output data source

データアクション

データ アクションは、CSV へのエクスポート、ズーム、テーブルでの表示など、データ レコードの集まりを処理する方法を提供します。これは、ArcGIS Web AppBuilder のフィーチャ アクションと同じ概念です。メッセージによってトリガーされたアクションが自動的に実行されるのとは異なり、データ アクションはエンド ユーザーのクリックを必要とします。次の「Show a record id」のサンプルでは、フィーチャ情報ウィジェットにデータ アクションを提供し、レコード ID を表示しています。

Show a record id

Windows サービスとしての実行

ArcGIS Experience Builder (Developer Edition) は、Windows サービスとして実行することができるようになりました。これは、「npm run install-windows-service」コマンドを使用して行うことができます。詳細は「Installed as a Windows Service」を参照してください。

その他の新機能や機能拡張、仕様変更などの詳細な情報は米国 Esri 社の新機能 (英語) をご参照ください。

■関連リンク

米国 Esri 社 ArcGISブログ:
ArcGIS Experience Builder Developer Edition 1.4 Now Available

ESRI ジャパン ArcGISブログ:
ArcGIS Experience Builder (2021 年 4 月アップデート) の新機能

ESRIジャパン Web サイト:
ArcGIS Experience Builder (Developer Edition)

ArcGIS Developer 開発リソース集:
ArcGIS Experience Builder (Developer Edition)

米国 Esri 社 Web サイト:
ArcGIS Experience Builder (Developer Edition)

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