ArcGIS Online でフィーチャ サービスを自動更新(その1)

ArcGIS Online 上のデータを自動で更新したいと思ったことはないでしょうか?

Overwrite Hosted Feature Services ツール (以下、OverwriteFS ツール) を使えば 15 分程度の短い更新間隔から、毎月の定期的な更新までデータの更新を自動化および標準化できます。

OverwriteFS ツールを使用すると、Python スクリプトを使用して、ホストされているフィーチャ サービスの更新を自動化できます。このスクリプトは、ローカルまたは外部のデータソースを使用して、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise でホストされているフィーチャ サービスを更新します。

フィーチャ サービスの公開

最初にファイル ジオデータベースを ArcGIS Online のフィーチャ サービスとして公開します。コンテンツ > 新しいアイテム を選択して、「ホスト フィーチャ レイヤーを作成」へと進みます。

正常に操作が完了するとフィーチャ サービスが公開されます。

プロファイルの登録

Windows マシンを利用して、Python のパスを設定し、ArcGIS Online へ接続するためのプロファイルを登録します。

C:¥temp>set PATH=C:\Program Files\ArcGIS\Pro\bin\Python\envs\arcgispro-py3;%PATH%
C:¥temp>python
>>>from arcgis.gis import GIS
>>>gis_profile = GIS("https://arcgis.com", "onlinesuite_esrij", "xxxxxx", profile="EsriJapanOnline")
>>>exit()

フィーチャ サービスの更新

OverwriteFS ツールを使用して、フィーチャ サービスを更新してみます。 引数として、プロファイル名、アイテム ID、タイトル、ファイル ジオデータベースを zip 圧縮したファイル を指定して実行できます。

C:\temp>cd /d C:\work\OverwriteFS 
C:\work\OverwriteFS>python OverwriteFS.py EsriJapanOnline e3b91a0ffbfa42b5b40a3f146a7cbb12 POLYGONDATA_gdb 
C:\data\sample\POLYGONDATA.gdb.zip

実行した後にアイテムの概要ページの右下の「データの最終更新日」を確認すると、さきほど実行した時間の日時が更新されていることが分かります。

今回は、単一のフィーチャ サービスの更新だけでしたが、OverwriteFS ツールではビューの切り替えなどもサポートしています。2 つのフィーチャ サービスを関連付けして、ビューを切り替えなども機会があれば取り上げてみたいと思います。今後も随時情報を発信していきますので、どうぞご期待ください。

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