ArcGIS Hub のデータ検索画面が新しくなりました!

Web サイトの構築やオープン データを公開できる ArcGIS Hub が 2024 年 1 月 9 日にアップデートし、これまでベータ版として提供していた新しい検索エクスペリエンス (UI や機能) がデフォルトとなりました。

ArcGIS Hub サイトの「<サイト URL>/search」の検索ページを訪れるすべてのユーザーには、新しいデータ検索画面が表示されます。

比較すると、検索画面や機能は見慣れたものに感じられますが、いくつかの機能強化や変更点があります。また、検索テクノロジの基盤も再構築されています。本ブログでは、ユーザー エクスペリエンス (UX) の向上を目的として変更された ArcGIS Hub の新しい検索エクスペリエンスについて、主要な機能を紹介します。

検索結果の表示レイアウト

データ検索結果の表示レイアウトで、グリッド レイアウトを使用できるようになりました。グリッド レイアウトでは、カード内にデータのサムネイルや概要が表示されます。右上のボタンでユーザーがリスト レイアウトに自由に切り替えることが可能です。

将来的には、この検索結果のカード内でデータのダウンロードや共有ができるようになる予定です。

フィルター

位置フィルター

新しく位置フィルタが使えるようになりました。マップの表示範囲を使用して検索結果を絞り込むことができます。マップからコンテンツを探したい場合に便利です。

カテゴリ フィルター

組織で定義されているカテゴリを利用してコンテンツをフィルターできるようになりました。

フィルターの値

各フィルターの横に、コンテンツの個数を表示できるようになりました。

個々のレイヤーではなくサービス単位で集約表示

フィーチャ サービスは、複数のレイヤーで構成されている場合があります。従来の検索エクスペリエンスでは、サービス内の個々のレイヤーを検索結果として表示していましたが、新しい検索エクスペリエンスでは、サービス単位で結果を集約して表示する設計に変更されました。

今までは、個々のレイヤーを検索結果として表示することを重要視していましたが、コンテンツを上手に管理、表示したいというユーザーからのニーズやフィードバックに基づき、このような変更が行われました。1 つのサービスに数十のレイヤーがある場合にも、最適な検索結果を表示できるようになっています。

サービス内の個々のレイヤーを新しい検索エクスペリエンスでも検索結果として表示したい場合は、個々のレイヤーを 1 つのサービスとして公開します。ArcGIS Pro で選択したレイヤーのみを ArcGIS Online にフィーチャ サービスとして公開したり、それぞれのレイヤーを ArcGIS Server インスタンスに公開したりする方法があります。

従来の画面に戻したい場合

画面右上の [クラシック ビューに切り替える] トグル ボタンをクリックして、従来の検索画面に戻すことができます。従来の検索エクスペリエンスと新しい検索エクスペリエンスの機能を比較したい場合などに便利です。

今後の計画について

2024 年には、マップでの検索や新しい検索バー、検索画面の柔軟なレイアウト構成の機能の実装が計画されています。今後の ArcGIS Hub のアップデートにもぜひご期待ください!

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