ArcGIS Flight (2024 年 7 月アップデート) の新機能

アイキャッチ画像 (ArcGIS Flight)

2024 年 7 月 8 日(日本時間 2024 年 7 月 9 日)にドローンのフライト アプリケーションである ArcGIS Flight がバージョン 5.0 にアップデートしました。
今回のアップデートより Site Scan Flight for ArcGIS から ArcGIS Flight に製品名称が変更されています。本記事では、ArcGIS Flight としてアップデートされた内容をご紹介します。

利用可能ユーザーの拡大

ArcGIS Flight (旧 Site Scan Flight for ArcGIS)は、これまで Site Scan for ArcGIS(以降、Site Scan)ユーザーのみを対象としてきましたが、ArcGIS ユーザー向けの Site Scan for ArcGIS LE(Limited Edition)と統合し、1つのアプリケーションとして Site Scan ユーザーと ArcGIS ユーザーの両方が利用できるようになりました。
ArcGIS ユーザーは、Mobile Worker、Creator、Professional、Professional Plus ユーザー タイプで利用できます。
Site Scan ユーザーは、これまでと同様に Operator ライセンスを持つアカウントで利用できます。

アップデートによる機能強化

利用できるユーザータイプの拡張だけでなく、以下の機能強化が行われています。

  • 複数ミッションのインポート
  • 設定エクスペリエンスの改良
  • RTK プロバイダーを追加する機能や RTK 機能が改良
  • デバイスとドローンのストレージ管理機能の向上
  • Freefly Systems 社の Pilot Pro コントローラーのサポート
  • インポート後の自動ミッションアップロード(Site Scan アカウントで利用可能)

ArcGIS Flight では、さまざまなニーズに合わせて設定された飛行モードから簡単に飛行計画を作成することができます。また GIS データが必要な場合は、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise Portal にアクセスしてフライト マップにデータを追加することができます。
ドローン飛行を行われる際には、アプリ ストアから ArcGIS Flight をダウンロードしてご利用ください。
ArcGIS Flight でサポートしているドローンについては、ArcGIS コミュニティの ArcGIS Flight – Supported Aircraft and Cameras をご参照ください。

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