ArcGIS for iOS アプリケーションの最新バージョン 10.1.2 をリリースしました。
今回のバージョンアップで、特に ArcGIS Online との連携機能が強化されました。それらの機能を以下に抜粋してご紹介します。
■機能強化
レイヤ表示の縮尺設定を反映
ArcGIS Online で Web マップを作成する際、レイヤを表示する縮尺を指定できます。レイヤの表示縮尺を指定した Web マップを ArcGIS for iOS アプリケーションで開いた際にも同じように表示縮尺が反映できるようになりました。
レイヤ編集プロパティを反映
ArcGIS Online でフィーチャ レイヤを公開すると、「フィーチャの属性のみを更新」・「フィーチャの追加のみ」などのレイヤの編集有効化のプロパティを自由に変更することができます。このプロパティを変更したレイヤを含んだ Web マップを ArcGIS for iOS アプリケーションで開いた際にもその設定が反映されるようになりました。
レイヤのフィルタを反映
Web マップで設定したレイヤのフィルタが ArcGIS for iOS アプリケーションでも反映できるようになりました。
これは観光のおすすめスポットを示したマップです。シンボルの色は「商業施設」、「社寺」など、おすすめスポットの種類を示しています。
現在はすべての種類のおすすめスポットが表示されていますが、ArcGIS Online のフィルタ機能を使って、地図上に表示するおすすめスポットの種類を絞ることができます。
地図上に表示するおすすめスポットの種類を「社寺」に限定しました。そうすると、以下のようにアプリケーションからもフィルタ設定された地図(社寺を表す黄色のシンボルのみ)を閲覧することができます。
※ArcGIS for iOS アプリケーションは、Apple の App Store から無償で更新または入手可能です。(2016 年 10 月に提供を終了しました)
■関連リンク
Esri ブログ (英語):
・ArcGIS for iOS アプリケーション リリース記事
ESRIジャパン Web サイト:
・ArcGIS Runtime SDK for iOS