ArcGIS Online にはちょっとした設定だけで Web アプリ を構築できる Web AppBuilder というツールがあります。Web AppBuilder では 2D マップだけではなく 3D マップを使ったアプリを作成できます。
3D アプリでは 3DFx ウィジェットを使用して、見る人の興味を引き付ける 3D 効果のアニメーションを表示できます。3D 効果は、ウィジェットの [視覚化タイプ] の設定から選ぶことができ、現在は 5 種類の視覚化タイプが利用可能です。
ポイントの立ち上げ:ポイントを円柱で表示 |
パルス:ポイントを円の伸縮で表示 |
バウンド:ポイントが上空に発射されるアニメーションで表示 |
流星:ライン上を光る球形が飛ぶアニメーションで表示 |
ジェット機の航跡:ライン上を光る球形が尾を引いて飛ぶアニメーションで表示 |
それでは、実際に動くアプリを見てみましょう。今回は、この中の「ジェット機の航跡」と「流星」タイプを使用したアプリの例をご紹介します。
アプリ例:イギリスの女王エリザベス 2 世が訪問した 128 の国々
上の画像をクリックして、アプリを起動します。
※3D アプリを起動するには、IE 11、Chrome、Firefox、Safari 7.2 以上、Edge のいずれかのブラウザーでご利用ください。
このアプリでは、今年 90 歳になったイギリスの女王エリザベス 2 世がパスポートなしで訪問した 128 ヶ国を表しています。エリザベス 2 世は 1952 年に即位した年から世界各地を訪問しています。アプリでは、一つ一つの光る球体が 1 回の訪問を表し、ロンドンから訪問先の国までキラキラの球体が飛んでいくように表現されています。アプリ下部には、訪問した年と国名が表示されています。スライド バーを右に動かすと、1952 年までさかのぼって訪問先を表示できます。
右上の 3DFx ウィジェットの右のアイコンをクリックすると、「流星」タイプでアニメーションが再生され、左のアイコンをクリックすると「ジェット機の航跡」タイプになります。タイプを切り替えて、表示方法の違いを確認しましょう。
このような視覚的に面白いアプリを簡単な設定だけで作成できます。後編のブログでは、具体的なデータの作成方法からアプリの設定方法を説明します。
■ 関連リンク
・ArcGIS Online 製品ページ
・ArcGIS Online ヘルプ
・Web AppBuilder for ArcGIS ヘルプ: 3DFx ウィジェット