ArcGIS Online (2018 年 9 月アップデート) の新機能情報

ArcGIS Online

2018 年 9 月 19 日に、クラウド GIS である ArcGIS Online の最新バージョンをリリースいたしました。主な機能追加・機能改善の内容をご紹介します。

マップ ビューアー

[アメリカ国立公園]、[地方自治体]、[州政府] のシンボルセットがアップデートされました。

シーン ビューアー

シーンの検索ボックスにレイヤー属性値を入力して属性検索ができるようになりました。マップと同様に、シーンのアイテム詳細ページの [設定] タブのレイヤーの属性値を検索対象にするオプションで構成できます。

解析

下記の 2 つの新しいツールが追加されました。

  • [中心と分散の集計] ツール
    フィーチャの分布傾向と、中心に位置するフィーチャを特定します。ArcGIS Desktop の統計ツールである [中心フィーチャの算出]、[地理的中間地点の算出]、[分布指向性分析] ツールと同等の機能を提供します。

[中心と分散の集計] ツール

  • [ポイント クラスターの検索] ツール
    ポイントの集まり (クラスター) を最大 8 色に色分けして、ポイントの分散傾向を表示します。ポイントが集中しているところと空白の地域が認識しやすくなります。クラスターに含まれないポイントはノイズに分類されます。

[ポイント クラスターの検索] ツール

また、[既存フィーチャの検索]、 [新規フィーチャの作成]、 [フィーチャの結合] ツールの機能が改善されました。詳細は、ArcGIS Online ヘルプをご参照ください。

 

管理

管理者ユーザーが組織サイト内のアクティビティ ログを CSV ファイルとしてダウンロードできるようになりました。どのユーザーがどのアイテムに対して変更を行ったのか、どの IP アドレスからアクセスしたのかのログを取得できます。

アクティビティ ログのダウンロード

テンプレート アプリ

コーディング不要でカスタムの Web アプリを構築できる Web アプリ テンプレートに 3 つの新しいテンプレートが加わりました。

  • レイヤー ショーケース
    グループ内のレイヤーを一覧表示し、 2D と 3D ビューアーで簡易表示できるギャラリー アプリです。

レイヤー ショーケース

  • Image Visit 
    定義済みの場所を順番に表示し、画像データの属性を簡単に表示できるアプリです。フィーチャ レイヤーを追加すると、判読結果や注記などをデータとして入力することも可能です。

Image Visit

  • シーンとインセット マップ
    3D シーンと 2D 上での視点の位置を表示するインセット マップが含まれたビューアーです。大縮尺の表示で自分の視点がどこなのか知りたい場合に便利です。

シーンとインセット マップ

Web AppBuilder

ウィジェットを選択してカスタム Web アプリを作成できる Web AppBuilder に新しく「ポケット テーマ」が追加されました。ポケット テーマは、Web サイトやストーリーマップの埋め込みに適したテーマで、パネルにウィジェットを 1 つだけ追加して構成します。

Web AppBuilder

さらに、複数のウィジェットの機能が改善されました。詳細は、Web AppBuilder の新機能ページをご参照ください。

注)バージョンアップされた内容を確実にご利用いただくために、お使いの Web ブラウザーのキャッシュ (インターネット一時ファイル) を削除してください。主な Web ブラウザーのキャッシュ削除方法については、以下のリンク先をご参照ください。

新機能の詳細につきましては、ArcGIS Online ヘルプをご参照ください。

■ 関連リンク
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