2019 年 10 月 3 日に、クラウド GIS である ArcGIS Online の最新バージョンをリリースいたしました。主な機能追加・機能改善の内容をご紹介します。
3D
- シーン ビューアーで点群の一つをクリックすると、各点群が持つ情報をポップアップで表示できるようになりました。
- シーン ビューアーでレイヤーごとに表示縮尺範囲を設定することができるようになりました。
Web アプリ
- メディア マップ テンプレートに、時間を有効化したレイヤーを Web マップに追加しておくと、簡単な設定でタイム スライダーを表示できます。
- マップをクリックした地点、または場所を検索して、周辺に位置するフィーチャを検索できる、近傍テンプレートが新しく追加されました。検索範囲の距離はスライド バーを動かして動的に半径を変更でき、範囲内のフィーチャ数が自動計算されます。指定した地点周辺の施設情報を一括で表示、施設数を確認するのに便利なテンプレートです。
- 添付ファイル ビューアーに新しいレイアウト オプションが追加されました。添付画像の拡大・縮小、撮影方向の表示、マップ上で閲覧したいポイントの選択が可能になりました。
解析
- [起点から終点の計測] ツールが強化され、運転距離などを選択した際に出力するルート形状の選択([直線] または [道路に追従])や複数の起点から複数の終点へ接続することができるようになりました。
- [到達圏レイヤーの作成] ツールが強化され、方向の選択や到達可能な道路を詳細に出力することができるようになりました。
シンボル
- [公共安全] のカテゴリーのシンボルが拡充されました。
データ管理
- 既存のベクター タイル レイヤーのアイテム詳細ページに、[置換レイヤー] のオプションが追加され、指定したベクター タイル レイヤーでホスト ベクター タイル レイヤーを置換することができるようになりました。置換することにより、レイヤーのIDやURLを変更せずに中身を更新することができます。
最新情報
- 新しいマップ ビューアーのベータ版が提供される予定です。新しいマップ ビューアーでは、大幅にユーザー インターフェイスが刷新されます。レイヤーの追加などの主要なツールはマップの右側に、レイヤーのスタイリングに関連するツールは左側に表示されます。
ポップアップに添付ファイルを表示させる機能やドット密度表示、グループ レイヤー機能などが随時実装される予定です。
新しいマップ ビューアーが提供され次第、ブログを公開予定です。乞うご期待ください!
注) バージョンアップされた内容を確実にご利用いただくために、お使いの Web ブラウザーのキャッシュ (インターネット一時ファイル) を削除してください。主な Web ブラウザーのキャッシュ削除方法については、以下のリンク先をご参照ください。
新機能の詳細につきましては、ArcGIS Online ヘルプをご参照ください。
■ 関連リンク
・ArcGIS Online 製品ページ
・ArcGIS Online ヘルプ