5 月 18 日、ArcGIS の最新バージョン 10.8 をリリースしました。
ArcGIS Desktop, ArcGIS Engine, ArcGIS Business Analyst, ArcGIS Enterprise すべての製品が対象です。
本記事では、新機能が多く追加された ArcGIS Enterprise について、いくつか抜粋して紹介します。
ArcGIS Enterprise 10.8 の新機能
常時利用を継続していく上では、ハードウェアや OS などのメンテナンスは定期的に実施されますが、その影響は ArcGIS Enterprise の稼働に影響を与えます。
今回実装された情報バナーやアクセス通知で、事前にメンテナンス情報等をユーザーに提供できる上に、ArcGIS Enterprise 基本構成全体を一度に読み取り専用モードに切り替えることが可能になり、編集機能を制限してシステムへの変更を最小限にとどめ、メンテナンスによるデータ損失を未然に防ぐことに寄与するような拡張が組み込まれています。
また、ArcGIS Pro 2.5 と組み合わせて利用すると、ホスト フィーチャ レイヤーと共通のデータを使って、ArcGIS Pro で設定できる高度なシンボル設定が適用可能なマップ イメージ レイヤー※を公開できるようになりました。
※マップ イメージ レイヤーは、ArcGIS Server で動的に画像を生成し、配信するタイプの GIS Web サービスです。
加えて、ArcGIS Online で既に提供されていたベクタータイル レイヤーのスタイルの編集や置換が Web 上で簡単にできるようになるほか、添付ファイルビューアーを含む新しいアプリケーションの追加や Web AppBuilder の拡張が追加されました。
その他の新機能の詳細は ArcGIS Enterprise ヘルプ「ArcGIS Enterprise 10.8 の新機能」をご参照ください。
ArcGIS Desktop 10.8 新機能
ジオプロセシングツールの改善やアダムス図法を含む新しい座標系が追加されました。
詳細については新機能紹介ページをご参照ください。