10 月 20 日、ArcGIS の最新バージョン 10.8.1 をリリースしました。
ArcGIS Desktop (ArcMap), ArcGIS Engine, ArcGIS Business Analyst, ArcGIS Enterprise すべての製品が対象です。
本記事では、新機能が多く追加された ArcGIS Enterprise について、いくつか抜粋してご紹介します。
ArcGIS Enterprise 10.8.1 の新機能
組織の SMTP サーバーと統合することで、ポータルがメールを送信することができるようになりました。パスワードを忘れた場合の再設定時にプロフィールに関連付けられた電子メール アドレスに [パスワードのリセット] リンクが送信され、パスワード ポリシー変更時に管理者に通知が送信され、ライセンスの有効期限が切れる 90 日前から有効期限の 1 日前まで、指定された間隔で通知を送信することができます。
また、ArcGIS Enterprise 10.8.1 から ArcGIS Experience Builder が利用可能となりました。ArcGIS Experience Builder では、ウィジェットをドラッグアンドドロップで自由に配置して、モバイルや Web ブラウザーに対応したレスポンシブルな Web アプリケーションを作成することができる新しいアプリケーション ビルダーです。また、ArcGIS Experience Builder では、2D/3D をインタラクティブに切り替えることができるため、一つのアプリケーションで 2D/3D の両方のデータを活用したアプリケーションを作成することができます。
10.8.1 では新たにバージョン管理特権が追加され、この権限をカスタムロールに追加することができます。この権限を持つロールに割り当てられたメンバーは、ブランチバージョンのロックを管理し、ArcGIS Server のフィーチャサービスでブランチバージョンのデータを表示、変更、および削除することができます。この権限を有効にすると、ユーザーにはフルコントロールによる編集する権限も付与されます。
その他の新機能の詳細は ArcGIS Enterprise ヘルプ「ArcGIS Enterprise 10.8.1 の新機能」をご参照ください。
ArcGIS Desktop 10.8.1 の新機能
新しい地図投影法の追加や拡張などを機能拡張に加え、いくつかの不具合が修正されました。
詳細は「ArcMap の新機能」をご参照ください。
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