以前、当ブログでも ArcGIS Web Mapping(ArcGIS API for JavaScript、ArcGIS API for Flex、ArcGIS API for Microsoft Silverlight/WPF)のうち、ArcGIS API for JavaScript 2.1 と ArcGIS API for Flex 2.1 の米国リリースおよび国内サポートの開始をご案内しましたが、ArcGIS API for Microsoft Silverlight/WPF の最新バージョンである「ArcGIS API for Microsoft Silverlight/WPF 2.1」が 11 月 29 日に Esri 社からリリースされました。
■バージョン 2.1 の主な新機能
・新しいコントロールの追加
・InfoWindow コントロール:特定の地物もしくは場所の情報を示す吹き出し型のウィンドウ
・Legend コントロール:レイヤの凡例(シンボル、ラベル)の表示(ArcGIS Server 10 SP1 のマップ サービスが必要)
・KML レイヤのサポート:Google マップや Google Earth で利用される KML のサポート
・WebMap ドキュメントのサポート:ArcGIS.com で作成、共有される Web マップのサポート
・タッチ ジェスチャのサポート:タッチスクリーンなどの、画面に指などで触れる事で操作可能なデバイス上での、タッチ ジェスチャ(指による操作)によるマップ操作のサポート
■ArcGIS API for Microsoft Silverlight/WPF バージョン 2.1 の使用方法
ArcGIS API for Microsoft Silverlight/WPF の使用方法については弊社製品ページよりダウンロードできる、ArcGIS API for Microsoft Silverlight/WPF スタートアップ ガイド(Microsoft Visual Studio 用、Microsoft Expression Blend 用)をご参照ください。バージョン 2.1 の機能を利用する場合は、アプリケーションが参照するライブラリを 2.1 用のライブラリに設定します。
■ArcGIS API for Microsoft Silverlight/WPF バージョン 2.1 の国内サポートについて
ArcGIS API for Microsoft Silverlight/WPF 2.1 は現在、弊社で検証を行っております。検証が完了次第、国内サポートを開始いたしますので、国内での正式リリースまでもうしばらくお待ちください。ただし、現時点でも API をご使用頂くことは可能ですので是非最新バージョンの ArcGIS API for Microsoft Silverlight/WPF 2.1 をお試しください。
■参考資料
ESRIジャパン Web サイト
・ArcGIS Web Mapping:http://www.esrij.com/products/arcgis/developer/arcgis-web-mapping/
Esri 社 Web サイト
・ArcGIS API for Microsoft Silverlight/WPF:http://help.arcgis.com/en/webapi/silverlight/index.html