ArcGIS API for JavaScript バージョン 3.12 をリリースしました!

ArcGIS API for JavaScript の最新バージョン 3.12 をリリースしました。今回のバージョンアップでは、新しく 2 種類のベースマップが追加されたほか、ヒートマップ レンダラが正式にリリースされるなど、いくつかの機能が拡張されました。以下では、本バージョンにおける新機能、機能拡張の一部をご紹介します。

新しいベースマップの追加
ArcGIS Online が配信しているベースマップに追加された新しいベースマップが、ArcGIS API for JavaScript でもマップ クラス(esri/map)の basemap オプションから利用できるようになりました。

新しく追加されたベースマップは以下の2種類です。

・ラベル付き起伏図:”terrain”
・キャンバス(ダーク グレー):”dark-gray”

これらのベースマップはベースマップ ギャラリー(esri/dijit/BasemapGallery)からも利用できます。

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ルート案内ウィジェット
ルート案内ウィジェット(esri/dijit/Directions)は目的地までの経路を検索するウィジェットです。これまでは地点(出発地/経由地/目的地)の住所や名称を検索欄に入力する必要がありましたが、本バージョンでは地図をクリックするだけで地点を指定できるようになったため、より手軽に経路を検索することが可能になりました。

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フィーチャ テーブル ウィジェット(ベータ版)
フィーチャの持つ属性情報をテーブル形式で表示することのできるフィーチャ テーブル ウィジェット(esri/dijit/FeatureTable)が新しく追加されました。テーブルに表示したいフィーチャ レイヤの情報を設定するだけで簡単にテーブルを作成できます。
※ベータ版は試用を目的とした公開であり、正式なリリースではありませんので、機能あるいはパフォーマンスについての保証はされておりません。

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その他の機能拡張/仕様変更
ヒートマップ レンダラの正式リリースバージョン 3.11 でベータ版として追加されたヒートマップ レンダラ(esri/renderers/HeatmapRenderer)が正式にリリースされました。ヒートマップ レンダラはポイントのデータをもとに高密度の地域を強調して表示する機能です。また本バージョンより、色の基点を設定するだけでカラーランプを適用できるようになりました。
ラベル レイヤの改善:Web メルカトルまたは地理座標系以外の座標系でのラベル表示に対応しました。また、ラベルが重複しないように配置方法が改善されました。

その他の更新情報や新機能については、ArcGIS for Developers の ArcGIS API for JavaScript 新機能(英語ページ)をご参照ください。

■関連リンク
ESRIジャパン Web サイト:
・ArcGIS API for JavaScript:http://www.esrij.com/products/arcgis-api-for-javascript/
Esri 社(米国)Web サイト:
・ArcGIS API for JavaScript:https://developers.arcgis.com/en/javascript/

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