エンタープライズ ジオデータベース最新情報(2016 年夏版)

皆さんは、ArcGIS 10.4 および ArcGIS Pro 1.2 はもう試されましたか?すでにこれまでの記事でも多数の新機能を紹介しておりますが、今回はエンタープライズ ジオデータベースに関する最新の情報をいくつかご紹介します。

【ArcGIS 10.4/ ArcGIS Pro 1.2】ジオデータベースのライセンス更新

期限付きのライセンスでエンタープライズ ジオデータベースの認証を行っていた場合、ArcGIS 10.3.x ではライセンスの期限が切れる前に ArcMap 上でジオデータベースの認証情報を新しいものに更新することができませんでした。

ArcGIS 10.4 からは [エンタープライズ ジオデータベースのライセンスの更新] ツールが使用できるようになり、ジオデータベースのライセンスの期限が切れる前に新しいライセンスの認証情報に更新することが可能となりました。

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ArcGIS Pro 1.2 の場合は、データベース プロパティから更新を行うことが可能です。

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【ArcGIS Pro 1.2】DBMS Support Files の提供方法の変更

これまでのバージョンでは、使用する DBMS の種類によってエンタープライズ ジオデータベースを構築する場合や ST_Geometry を使用する際などに、インストール ディレクトリの [DatabaseSupport] フォルダーの ST_Geometry および ST_Raster のライブラリを使用していました。ArcGIS Pro 1.2 からはこれらのライブラリはセットアップに含まれなくなりましたので、ArcGIS 10.4 for Server のダウンロード ページから取得してください(要サポート ログイン)。

※ArcGIS 10.4 ではこれまでどおりインストール ディレクトリの [DatabaseSupport] フォルダー内のライブラリを使用できます。

【ArcGIS Pro 1.2】履歴管理機能の追加

ArcGIS Pro 1.2 では、ArcMap と同様の履歴管理機能が利用可能となりました。履歴の有効化、無効化の設定はもちろんのこと、[履歴] ウィンドウでは、表示する日時や履歴マーカーの管理も可能です。また、ArcGIS Pro 独自の機能として、指定した期間で履歴マーカーをフィルタリングする機能もあります。

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いかがでしたか?その他のエンタープライズ ジオデータベースに関する最新情報は、下記のページをご覧ください。また、以前のバージョンで作成したジオデータベースを ArcGIS 10.4 や ArcGIS Pro 1.2 で使用するときには、動作環境の確認とジオデータベースのアップグレードもお忘れなく。

最後にこの秋には最新版の Microsoft SQL Server 2016 もサポートを開始します。ArcGIS で SQL Server 2016 の使用を検討されている方は、もう少しお待ちください。

■関連リンク
ArcMap の新機能 -地理データ
ArcGIS Pro 1.2 の新機能 –データ管理とジオデータベース
ArcGIS 10.4 for Server 動作環境

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