2017 年 11 月 7 日に、ArcGIS Desktop の最新アプリケーション「ArcGIS Pro」のバージョン 2.0 をリリースしました。本ブログでは、新機能の一部を複数回に分けてご紹介します。
第一回目は、テキスト専用のフィーチャであるアノテーションの紹介です。
アノテーションとは?
アノテーションはラベルと似ていますが、ラベルと違い、フィーチャなので個別にテキストの編集ができるのが特徴です。また、ラベルは動的なので、画面移動や縮尺変化によってテキストの位置やサイズが変動しますが、アノテーションは静的なので、画面移動などを行ってもテキストの位置やサイズは固定されるのも特徴です。アノテーションはラベルから変換します。
アノテーションの作成・編集方法
ラベルを表示し、[マップ] タブから [アノテーションに変換] ツールをクリックすることで変換できます。
アノテーションに変換したら、[編集] タブの一連の機能を使用してアノテーション フィーチャを編集できます。
アノテーションの編集例
■テキストを個別に編集
マップ上でのテキストの編集や、フォント サイズ、フォント色などを変更できます。
■アノテーションの配置を変更
アノテーションの配置を個別に編集できます。
■アノテーションの形状を変更
長いテキストなど複数の頂点を持つ場合、頂点を移動してアノテーションの形状を編集できます。
ArcGIS Pro は従来のアプリケーション「ArcMap」と並行して利用することができます。使いはじめたい場合は「はじめての ArcGIS Pro」(サポート サイトへのログインが必要です)をご参照ください。ArcGIS Desktop 製品をお持ちでない場合は、トライアル版でお試しいただけます。
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