ArcGIS GeoEvent Server(以下 GeoEvent と略す)はセンサーや移動体などの様々なデータを扱い、リアルタイム GIS を実現するために生まれた ArcGIS Enterprise のオプション製品です。
今回は GitHub で公開されている Twitter コネクタについてご紹介します。
目次
Twitter コネクタを GeoEvent 管理機能で設定
Twitter コネクタを GeoEvent にデプロイして設定することで簡単に Twitter と GeoEvent の連携が実現できます。Twitter のアカウントとアプリケーション設定ができていれば、あとは取得したいキーワードを Twitter 入力コネクタに設定するだけで特定の Tweet を取得できます。その後、Twitter 入力コネクタが TweetStatus というジオイベント(GeoEvent 内のイベントデータ)を流してくるので、Field Mapper プロセッサ(GeoEvent 内のリアルタイム処理)にて TweetStatus-out というジオイベントに変換します。あとは出力先を指定してジオイベント サービスを公開すればリアルタイムで流れた位置情報付きの Tweet を地図上に表示できます。
※ Twitter 上に流れる Tweet 情報を取得するには Twitter のアカウントとアプリケーション設定が別途必要です。
ArcGIS Online Map Viewer にて出力先の ストリーム レイヤー(WebSocket を利用したレイヤー)表示
ArcGIS Online Map Viewer にて出力設定した ストリーム レイヤー を地図上に表示することが可能です。
ここでは、
- Twitter 入力コネクタにて「コーヒー」、「喫茶店」、「カフェ」というキーワードを指定する
- Tweet に位置情報がついている場合に地図に表示する
という流れで地図を表示させています。
いかかでしたか?このように GeoEvent はプログラミングなしでも、様々なシーンでリアルタイム GIS の可能性を大きく広げる大変有効な製品です。
■関連リンク
Twitter for GeoEvent サイト:
Esri 社(米国)Web サイト: