フォーム入力型の現地調査を行うためのアプリ、Survey123 for ArcGIS が 11 月 2 日に、3.1 へバージョン アップしました。今回のバージョン アップで追加された主な新機能を本ブログでご紹介します。
Survey123 Web デザイナー
・[表示設定] タブの機能拡充
[表示設定] タブで文字や背景の色をカラー ピッカーから選択したり、画像から調査票の背景を作成したりすることができ、ブラウザー入力の調査票のデザインを細かく設定できるようになりました。
・[複数の選択肢] で選択できる最小・最大の数を制御
[整合チェック] の [最小/最大の回答者の選択項目数を設定] で最小数と最大数を設定できます。2 つ以上や 5 つ以下と設定することもできます。
・[解析] ページでフィルターを使用
[データ] ページにあるフィルターが [解析] ページでも使用できるようになりました。フィルターした結果のみが解析ページに表示されます。
フィールド アプリ
・アプリのフォント変更
[設定] → [テキスト] にある [フォントの選択] からフォントやサイズ、文字のスタイルを設定できます。
・[設定] ページに [位置情報] タブが追加
アプリが位置情報の取得を試行するタイミングを変更したり、位置情報の取得に失敗した場合の通知方法を設定したりすることができます。詳細は下記のヘルプをご参照ください。
・ジオポイントの質問で [Survey123] の URL スキーマが高度 (Z値) に対応
URL スキーマのパラメーターに緯度・経度を設定すると、ジオポイント質問の回答に、指定した緯度・経度の位置が入力されますが、新しく高度 (z 値) も指定できるようになりました。緯度経度の値の後ろに半角コンマを入れて、高度値を指定するだけです。
例:arcgis-survey123://?itemID=aaf2ce57e1da46cab76f2a883ec3c430¢er=35.18330833,136.8941556,20
・[送信済み] フォルダーで、削除前に確認メッセージの表示
今までは右下の [空] ボタンを押すと回答が削除されましたが、バージョン 3.1 からは削除前に確認メッセージが表示されるようになり、誤ってボタンを押しても削除されないように改善されました。
Survey123 Connect
・ダイナミック ラベル機能の追加
質問の Label 列に、他の質問でユーザーが入力した内容を表示できるようになりました。調査回答の際に、回答入力の補助に使えます。
・新しく bind::esri:warning 列が追加
geopoint 質問で bind::esri:warning 列に入力した条件式に当てはまらないと bind::esri:warning_message 列に入力した警告メッセージが表示されるようになります。警告は表示されますが、結果は送信できます。
今回のアップデートでは、位置情報に関する機能が拡充されました。今後も、Survey123 for ArcGIS をよろしくお願いします。
なお、Android 版の Survey123 for ArcGIS をお使いの方は、製品に関する重要なお知らせがあります。詳細は製品サポート サイトをご覧ください (Esri 製品サポートのログイン ID が必要です)。
■関連リンク
・Survey123 for ArcGIS 製品ページ
・Survey123 for ArcGIS ヘルプ
・ArcGIS Online 製品ページ