LAS データセットで効率的に LAS ファイルを管理しよう!

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大量の LAS ファイルの管理にお悩みの方はいらっしゃいませんか?

LAS とは、レーザー測量や写真測量で得られた点群データを受け渡しするための公開規格ファイル形式です。

ArcGIS Pro では、直接 LAS ファイルを読み込むことができます。

しかし、点群データは高密度に取得されるためデータ量が大きくなりがちで、LAS ファイルも一定の図郭で分割された状態で提供されることが多く、データの管理が大変です。

ArcGIS では LAS データセットを使用して、複数の LAS ファイルを効率的に管理することができます。

本記事では、ArcGIS Pro を使用して LAS データセットで大量のLAS ファイルを管理する方法をご紹介します。

LAS データセットとは

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LAS データセットは、複数の LAS ファイルを参照し、仮想的に 1 つのデータとして扱う ArcGIS 独自のデータ形式です。

大量の LAS ファイルを 1 つ 1 つ マップに追加する手間を省くことに加えて、シンボルの変更や、データの変換などの処理も一括で行えるというメリットがあります。

また、フットプリントが自動で表示される機能もあり、LAS データセットを活用することで複数の LAS ファイルを効率的に管理することができます。

※LAS データセットの読み込みはすべてのライセンス レベルで可能ですが、作成や編集には ArcGIS Desktop Standard 以上のライセンス、または以下のいずれかのエクステンションが必要です。

LAS データセットの作成

LAS データセットを作成するためには、[LAS データセットの作成] ツールを使用します。

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  1. [解析] タブ → [ツール] をクリックします。[ジオプロセシング] ウィンドウ → [ツールボックス] → [データ管理ツール] → [LAS データセット] → [LAS データセットの作成] をクリックします。
  2. [LAS データセットの作成] ツールにおいて、[入力ファイル] に LAS ファイルを指定します。

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LAS データセットの表示

[LAS データセットの作成] ツールを実行すると、LAS データセットが追加されます。

縮小表示すると、各 LAS ファイルの範囲が赤く表示され、拡大表示すると点群として表示されます。

ここでは、18個の LAS ファイルから 1 つの LAS データセットを作成しました。

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【出典:静岡県ポイントクラウドデータベース】

赤い枠をクリックするとポップアップが表示され、個々の LAS ファイルの名前や、ポイント数等の情報を確認することができます。

どれがどの LAS ファイルなのかが簡単にわかり、インデックスとして使用することが可能です。

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シンボルの変更も一括で行うことができます。

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【出典:静岡県ポイントクラウドデータベース】

※LAS データセットは元の LAS ファイルの情報を参照して管理、および表示しているので、元の LAS ファイルをディスクから削除してしまわないようにご注意ください。

本記事では、LAS データセットを使用して、複数の LAS ファイルを効率的に管理する方法をご紹介しました。

今後もシリーズで LAS ファイルについてご紹介する予定ですので、ぜひ日々の業務にお役立てください!

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