64-bit デスクトップ GIS である ArcGIS Pro 2.6 を 9 月 10 日にリリースしました。
ArcGIS Pro 2.6 では、マッピング、解析、データ管理などで、多くの新しい機能が追加されました。ここでは、新機能をハイライトでご紹介します。
多次元データの新しい可視化
科学的な多次元データを格納するためのファイル形式である NetCDF データから 3D 表現を行える新しいデータ タイプ「ボクセル レイヤー」が登場しました。大気データや海洋データなどの複雑な多次元データを 3D でビジュアライズすることができます。
※要 Advanced ライセンス
簡易なネットワークの作成と解析
トレース ネットワークは鉄道や水文など、シンプルな接続性モデルを視覚化、管理、解析するために使用される新しいコンポーネントです。
簡易的なネットワークを作成し、接続状態を確認したり、上流下流解析、最短パス解析を行うことが可能です。
※要 Standard 以上のライセンス
事象の関係性の可視化
エンティティ間の関係をリンク チャートとして可視化できるようになりました。例えば、疫学的な対応をサポートするための接触追跡にも利用することができます。
対話的な文字・図形の追加
マップまたはレイアウト上でポイント、ライン、テキスト、画像などのグラフィックス要素が追加できるようになりました。
ラスター データの対話的な適合性モデル分析
ラスター データを使った適合性モデル分析を対話的に行うことができる機能が追加されました。動植物の最適生息地の選定、リゾート施設の適地選定などに利用することができます。
※要 Spatial Analyst エクステンション ライセンス
その他、ユーザーからリクエストの多かった機能の実装や、新しい解析ツールが追加されています。その他の新機能の詳細は Web ヘルプをご参照ください。
また、9 月 30 日 (水) 「もっと使おう!ArcGIS ウェビナー ArcGIS Pro 2.6 新機能ハイライト」において、新機能についてデモンストレーションを交えてご紹介します。お申込の上、是非ご参加ください。
ArcGIS Pro は従来のアプリケーション「ArcMap」と並行して利用することができます。使いはじめたい場合は「はじめての ArcGIS Pro」(サポート サイトへのログインが必要です) をご参照ください。ArcGIS Pro をお持ちでない場合は、トライアル版でお試しいただけます。