3D 対応 GIS フリービューアーである ArcGIS Earth のバージョン 1.11 が 10 月 1 日に米国でリリースされました。本製品は日本では未サポートですが、誰でも無料でインストールして利用することができ、操作もシンプルで使いやすい製品です。
今回は ArcGIS Earth バージョン 1.11 で追加された新機能や改善機能をご紹介します!
プラットフォームの変更
ArcGIS Earth はこれまで .NET Framework を使用して開発されてきました。しかし、バージョン 1.11 からは .NET Core が採用されたことにより、様々な新機能の追加やパフォーマンスの改善が行われています。
日光
日光と影の機能が追加されました。対話的に日時を指定して日の動きと影を操作することもできますし、1 日または 1 年の日差しと影をアニメーション表現することもできます。
地下ナビゲーション
Z 値 (高さ値) がゼロ以下の地下埋蔵物等のデータを表示するため、地下ナビゲーションに対応しました。
ブックマークの改善
ブックマークが改善され、複数のグループ別にタブを設けることができるようになりました。これにより、カテゴリ別にブックマークを作成できます。また、ブックマークには説明文や写真を追加したりすることもできるようになり、ブックマークをクリックするとポップアップで表示されます。
シンボルの拡張
従来は単一シンボルのみでしたが、個別値シンボルや数量シンボルに対応しました。属性に応じて色を変更することができ、カラーランプや、色の指定、色の範囲などを設定できます。
新規データ タイプのサポート
新たに .GPX ファイル、GeoJSON、WFS (Web Feature Service) のデータ タイプに対応しました。
より詳細な新機能は、ヘルプの新機能ページをご参照ください。
また、使ってみたい方は ArcGIS Earth のサイト (米国 Esri 社のサイト) から、インストーラーをダウンロードし、インストールしてください。
■関連リンク
・What’s New in ArcGIS Earth (米国 Esri 社の新機能紹介ブログ)