ArcGIS Enterprise 10.7 より登場した Web アプリケーション「ArcGIS Excalibur」の国内サポートを 2021 年 8 月 24 日より開始しました。ArcGIS Excalibur は、画像とリモートセンシングの分野で画像分析や観測のために役立つツールと機能を提供します。
ArcGIS Excalibur とは?
ArcGIS Enterprise で利用可能な Web アプリケーションです。画像と地理空間情報を統合し、画像ベースのワークフローを実行できます。ワークフローで取得した結果は、他の ArcGIS 製品と連携し、情報共有や意思決定に役立てることができます。
主な機能
- 画像カタログ検索
利用可能なイメージ サービスにすばやくアクセスし、検索対象の画像を対話的に開くことができます。 - 画像ビューによる画像活用
オルソ幾何補正された画像と斜め撮影された画像を並べて表示することができたり、ツールを使った画像分析を行ったりすることができます。 - 画像活用のためのワークフロー
画像分析に必要な画像、ツール、手順をパッケージ化した画像処理プロジェクトを作成し、分析者は手順に従って作業を行うことができます。 - 結果の共有
ワークフローで収集した結果を組織内で共有したり、観測時のマップをエクスポートしたり、迅速な情報共有を行うことができます。
ArcGIS Excalibur の活用
ArcGIS Excalibur では、Web ベースで簡易な画像判読を行うことが可能です。小さな画像コレクションから大規模な画像コレクションを可視化し、港、船舶の監視や関心領域の野生動物の追跡調査といった固定化された観測作業として利用することができます。また緊急性に応じて追加された画像に対しての調査に利用することもできます。画像から得られる情報を GIS データとして取得、蓄積していくことができ、地域分析や状況把握に迅速に対応することができます。
上記でご紹介した主な機能については、本ブログにてもう少し詳しくご紹介していく予定です。
ブログよりも先に、デモンストレーションで機能を見てみたいなど製品についてもっと知りたいという場合はお問い合わせください。