ArcGIS Excalibur の機能紹介シリーズ第1弾
前回のブログでは、サポート開始のお知らせと共に ArcGIS Excalibur について簡単にご紹介しました。本日より ArcGIS Excalibur の主な機能 4 つをシリーズとしてご紹介していきます。
第 1 弾、本記事では画像カタログ検索についてご紹介します。
ArcGIS Excalibur は、画像ベースのワークフローを実行することができるアプリケーションです。先ずはワークフローで使用したい画像を見つけだす必要があります。ArcGIS Excalibur は、公開されているイメージ サービスや組織内のイメージ レイヤーに直接接続し、イメージ サービスの画像カタログ機能を介して使用したい画像を検索することができます。
利用可能な画像
検索機能を利用する前に、[利用可能な画像] ページでは、ArcGIS Excalibur で使用できる自分のコンテンツや組織サイトで共有されて使用できるイメージ レイヤーを確認することができます。このページから直接、画像カタログ検索や画像キャンバスでイメージ レイヤーを表示することができます。
画像カタログ検索
画像カタログ検索では、一度に 1 つのイメージ レイヤーを検索できます。カタログ検索マップの左下にある [カタログ イメージ レイヤー スイッチャー] から 1 つのイメージ レイヤーを選択し、検索を行います。
検索方法は、表示しているマップ範囲で検索することもできますし、[検索設定] タブを使って検索することもできます。[検索設定] タブでは、対象地域を描画したり、メタデータの雲量や日付、傾斜角の範囲を指定したりすることで検索結果を絞ることができます。
検索結果のプレビュー
[検索の実行] を行うと [検索結果] タブにその結果の一覧が表示されます。どのような画像が検出できたのか、検索マップ上に表示したり、プレビュー ウィンドウで表示したりすることで確認することができます。画像のメタデータを表示し、その画像についての理解を深めることもできます。
イメージ Web サービスの検索
組織内のコンテンツだけでなく、イメージ サービスとして公開されたサービスや WMS、WMTS の URL を直接入力して画像にアクセスすることができます。アクセスができたら、画像カタログ検索や画像キャンバスで画像を操作することができます。
活用したい画像が見つかったら、画像キャンバスで表示したり、プロジェクトを作成したりして画像の活用に移ります。
画像の活用機能については次回のブログでご紹介いたします。
■ 参考
イメージ レイヤーの画像カタログ機能とは?
ArcGIS Pro で使用されるモザイク データセットは、ジオデータベース内で複数の画像を管理、活用することができるデータセットです。モザイク データセットをイメージ サービスとして公開することで、画像管理機能であるカタログ機能をサービスでも利用することができます。
※ モザイク データセットを ArcGIS Pro からイメージ サービスとして公開するには、ArcGIS Image Server が必要です。
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