先日の記事(動画と演習で ArcGIS Pro を学ぶ! ArcGIS Pro クイックスタート チュートリアル)で、ArcGIS Pro クイックスタート チュートリアルの使い方をご紹介しました。ただ、たくさんチュートリアルがあってどれをやればよいのか分からない、そんな方のために弊社トレーニング講師が厳選した、スキル別おすすめのチュートリアルを一言コメント付きでご紹介します。どれも秀逸なものばかりですので興味がある方は是非チャレンジしてみてください。
GIS 初心者向けチュートリアル
これから GIS を使い始める初心者の方は、まずこれらのチュートリアルをやってみましょう。
ArcGIS Pro の基本的な画面操作がわかります。第一歩はここからです。
ArcGIS Pro には 2D 表示するマップと 3D 表示ができるシーンという 2 つの表示方法があるのですが、それぞれの基本的な使い方をここで覚えられます。
ArcGIS Pro にデータを追加して、図形を選択や、簡単なツールの使用、色の設定をする演習を行います。
GIS では地図上の情報をわかりやすく正確に伝えるための地図表現が重要です。シンボルと呼ばれる色や記号などの地図表現の設定方法をここで学びましょう。
地図を成果物として紙や PDF へ出力するためのレイアウトの作成方法がわかります。
ArcMap 経験者向けチュートリアル
ArcMap から ArcGIS Pro へ移行をされる方は、これらのチュートリアルを行うことで ArcMap との違いや ArcGIS Pro ならではの操作や機能を知ることができます。
ArcGIS Pro では ArcMap のマップドキュメント ファイルをインポートできます。その読み込み方法とArcMap と ArcGIS Pro の違いをここで知ることができます。
ArcMap では、エクステンションの 3D Analyst が必要だった 3D シーンが ArcGIS Pro では標準機能で作成できるようになりました。基本的な 3D シーンの作成方法が学べるので、3D データを使ってみたい方はチャレンジしてみましょう。ただし、Web シーンの共有の部分はArcGIS Online のクレジットを消費しますのでご注意ください。
3D シーンを作成する場合には 3D データの用意が必要と思う方もいらっしゃるかもしれません。ですが ArcGIS Pro では、2D のデータを 3D 表示することができます。このチュートリアルで実際にやってみましょう。
ArcMap と ArcGIS Pro の大きな違いの一つに、[編集の開始] がなくなり、編集作業がすぐに行えるようになった点があります。このチュートリアルでは、新規にフィーチャクラスを作成し、ポイントフィーチャを作成します。実際に触って体感しましょう。
ArcGIS Pro 経験者向けチュートリアル
チュートリアルは初心者向けのものと思っていませんか?クイックスタート チュートリアルには経験者向けのチュートリアルもあります。
空間解析を上手に行うには、ジオプロセシング ツールの各ツールの特徴を知り、うまく組み合わせていく力が必要です。このチュートリアルではニュージーランドの侵略的な雑草のナセラ タセクの分布を空間解析するというテーマで空間解析の方法を学べます。
複数のジオプロセシング ツールをまとめて実行できる ModelBuilder の作成方法が学べるチュートリアルです。既に紹介した「ジオプロセシング ツールの使用」のチュートリアルを実施してから行うとより効果的に学べます。
解析前の事前準備として、データを用意する場合、あえてプロジェクトを作る必要がない場合があります。プロジェクトを作らずバッチ処理やアペンドなどのツールを駆使してデータを作っていく難易度高めのチュートリアルです。