ESRIジャパンでは、ArcGIS Pro をベースにした商圏分析・エリアマーケティング特化型アプリケーション「ArcGIS Business Analyst Pro」(以下「BA Pro」) のチュートリアルを無償で公開しています。
そのチュートリアルに、自身で独自のカスタム変数を作成し、解析に利用する手順を学ぶことのできる「データのカスタマイズ」を新しく追加しました。
この記事では、本チュートリアルで何を学ぶことができるのかをご紹介します。
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目次
データのカスタマイズとは?
BA Pro では、標準搭載データや自社顧客や売上などのユーザー独自のデータ、GIS データストアで紹介しているような 3rd パーティ製のデータを使用して独自のカスタムの変数を作成することができます。これにより、標準搭載されている国勢調査などの人口統計変数と同様に、独自の数値情報を市区町村などの区画ポリゴンや商圏ポリゴンに対して集計・付与するなどの解析に利用できるようになります。
チュートリアルでは何を学べる?
今回新たに公開したチュートリアルでは、以下の内容について学ぶことができます。
区画別に売上実績を集約したテーブル データからカスタム変数を作成
区画別の売上実績のテーブル データを使用して、町丁・字等別の売上実績データを作成し、カスタム変数を作成するまでの一連の方法を学ぶことができます。
標準搭載データを利用して独自のカスタム変数を作成
独自データ以外にも、国勢調査などの標準搭載データを利用して計算式を作成し、カスタム変数を作成することもできます。本チュートリアルでは、国勢調査の年代別人口を複数足し合わせる計算式を用いてカスタム変数を作成する方法を紹介しています。
作成したカスタム変数を解析に活用
カスタム変数を作成する方法だけでなく、実際に解析で利用する方法も学んでいただけます。自社店舗を起点として、指定した売上額をカバーするエリアを作成したり、商圏に対してカスタム変数を集計する方法を紹介しています。
チュートリアルは、今後も順次拡張していく予定です。
BA Pro をご利用中の方もトライアル中の方も、ぜひご活用ください!