本日は 3D 対応 GIS フリー ビューアーの ArcGIS Earth の最新バージョン 2.1 をご紹介します。本製品は日本では未サポートですが、インストールは無料で、日本語にも対応しています。ArcGIS Earth バージョン 2.1 で追加された新機能や改善機能をご紹介します!
目次
ArcGIS アップデーター
ArcGIS Earth アップデーターが追加されました。最新のバージョンへのアップデートやパッチ ファイルのアップデートの際に、通知でお知らせしてくれます。また、最新バージョンへのアップデートもインストーラーを介さずアップデーターによって自動でできるようになりました。
KML ライン/KML ポリゴンの個別ラベリング
KML ラインと KML ポリゴンに対して個別でラべリングを行えるようになりました。複数のジオメトリを作成する際のビュー上での識別を、効率的に行うことができます。ラベリングは、レイヤーの [プロパティ] ウィンドウの [ラベル] トグルボタンをオンにすることで表示されます。
タイムスライダーの機能強化
時系列データを持つ KML データの表示に関する 2 つの機能が追加されました。
再生オプションの追加
[繰り返し]、[反転]、[停止] の 3 つからデータの表示方法を選択できます。また、再生の速度をスライダーを使用して調節することもできます。
移動間隔を調整するオプションの追加
[再生モード] のラジオ ボタンを [移動間隔] に変更することで [年]、[月]、[日] などの 7 つのパラメーターから任意のパラメーターを使用して、移動間隔を変更することができます。
スクリーン オーバーレイの機能強化
スクリーン オーバーレイで設定した画像のサイズや位置を、数値入力で手動調整することができるようになりました。また、参照しているパスに問題がある場合は、[通知] タブにメッセージとエラー画像が表示されるようになりました。
おわりに
ほかにも、新しく 10 進数の度と分で座標を表示するサポートの追加や負の緯度、経度座標のサポート、標高グラフ データの CSV ファイルへのエクスポートなどいくつかの機能が拡張されました。その他の新機能や詳細についてはヘルプの新機能ページをご参照ください。
ご興味ある方は、ArcGIS Earth 製品ページ (米国 Esri 社のサイト) の「ArcGIS Earth のダウンロード」から、インストーラーをダウンロードし、インストールしてください。