地図で見る日本の国立公園: 90 年の歴史や見どころをご紹介!

今年、1934 年に雲仙、瀬戸内海、霧島の 3 箇所が日本初の国立公園として指定されてから、90 周年を迎えました。現在では 34 箇所の国立公園が指定され、雄大な自然景観と貴重な生態系を保護し、世界中の人々にその魅力を伝えています。

そんな日本の国立公園の歴史や特徴、各国立公園の見どころを対話的な地図ベースでご紹介するため、ArcGIS StoryMaps を利用して、ストーリー マップ「地図で見る日本の国立公園」を作成しました。本ブログでは、ストーリー マップの見どころを簡単にご紹介いたします。

日本の国立公園の歴史

日本では 1934 年から 2024 年までの 90 年間で、34 箇所の国立公園が指定され、国土面積の約 5.7% を占めています。当初は原始性の高い山岳の大風景地や、古くから人々に支持されてきた伝統的景勝地が指定されていましたが、国立公園に求められる価値や人々の利活用のあり方は少しずつ変化してきました。

ここでは、スクロール操作を使用し、年代ごとの地図や解説を時系列に沿って切り替えることができます。また、気になった地域を地図上でクリックすると、名称や指定年をポップアップで確認できます。

日本の国立公園の現状

2022 年の国立公園利用者数は約 2 億 7000 万人 (自然公園利用者数調| 環境省) で、コロナ禍による大幅な利用者数の減少を乗り越え、V 字回復を遂げつつあります。国立公園の保護と利用の好循環によって公園の魅力と価値を高めるため、様々な関係者による取り組みが行われています。

ここでは、「国立公園満喫プロジェクト」に関連して、先行的かつ集中的に取組を行う 8 箇所とそれに準ずる 3 箇所の国立公園に注目し、各地域からの利用客数を地図で表現しました。
ボタンをクリックすると、各国立公園の地区別利用者数を表示できます。また、任意のラインをクリックすると 2019 年の各地域からの利用者数がポップアップで表示できます。

日本の国立公園制度と特徴

日本では国立公園の景観や生態系を保護するため、園内を特別保護地区、第 1 種から第 3 種特別地域、海域公園地区、普通地域の 6 種類に分け、それぞれ規制を行っています。

ここでは各地区の特徴を地図と写真で解説しています。+ のついたテキストをクリックすると該当地域が拡大表示されます。興味を持たれた方はぜひ訪れてみてください。

また、スワイプ形式で日本の伊勢志摩国立公園とアメリカのグランドキャニオン国立公園の土地所有者の違いもご紹介しています。自然と人々の暮らしが密接に交わる、日本ならではの国立公園のあり方をご体感いただければと思います。

各国立公園の特徴

日本の国立公園の魅力の 1 つは、自然の景観だけでなく、全国各地の多様な野生動物や文化を楽しめることです。ここでは、全 34 国立公園の見どころをマップ ツアー形式でまとめました。

おわりに

本ブログでは、ArcGIS StoryMaps を利用して作成したストーリー マップ「地図で見る日本の国立公園」をご紹介いたしました。日本の国立公園には、海外の大自然にも引けを取らない魅力がたくさんあります。

秋の紅葉が見ごろを迎えるこの季節。ぜひ興味を持った国立公園に訪れてみてください。

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