ArcGIS Monitor バージョン 2025.1 が米国時間の 11 月 18 日にリリースされました。
本記事ではバージョン 2025.1 で追加された新機能について、ご紹介します。
ArcGIS Monitor とは
ArcGIS Monitor は、ArcGIS Enterprise 環境の稼働状況を継続的に監視し、システムの状態、可用性、使用状況、パフォーマンス、リソース利用状況を分析するツールです。これにより、GIS 環境を最大限に活用することができます。

ArcGIS Monitor ダッシュボード画面
ArcGIS Monitor 2025.1 新機能
コンポーネント関係グラフの表示
各コンポーネントの詳細画面からコンポーネント関係グラフを表示できるようになりました。これにより、監視対象のコンポーネント間の依存関係を直感的に把握できます。
さらに、関係グラフを活用することで、警告や重大なステータスを持つシステム要素を迅速に特定し、問題解決までの時間を大幅に短縮できます。特に、複数の GIS Server やその他のコンポーネントを監視している場合、複雑な構成要素を視覚的に整理し、システム全体の構造を簡潔に理解することができます。
この機能の詳細につきましては、ArcGIS ブログ(米国版)をご参照ください。
コンポーネント関係グラフ
コンポーネント関係グラフ上でシステムの状態確認
カスタム データベース クエリーの監視
データベースやジオデータベースに対して、ユーザー定義の SQL クエリーを適用し、カスタム メトリクスを収集できるようになりました。さらに、取得したメトリクスに対してアラートの設定をすることも可能です。
カスタム クエリー設定画面
カスタム クエリーのメトリクス データ
関連リンク
ArcGIS Monitor
・ArcGIS Monitor 2025.1 新機能ブログ(英語)
・ArcGIS ブログ (ArcGIS Monitor の国内サポートを開始しました!)
その他 ArcGIS 製品
