以前、ArcGIS Web Mapping 2.0 のリリースについてご紹介しましたが、ArcGIS Web Mapping のうち、 ArcGIS API for JavaScript の最新バージョンである『ArcGIS API for JavaScript 2.1』が9月20日に 、ArcGIS API for Flex の最新バージョンである『ArcGIS API for Flex 2.1』が9月21日に、Esri社からリリースされました。
■バージョン2.1の主な新機能
ArcGIS API for JavaScript 2.1:
・ Dojo 1.5 のサポート
・ 3つの新しいウィジェットの追加
・ BasemapGallery — ArcGIS Online の各ベースマップの参照、切り替え
・ Legend — レイヤの凡例(シンボル、ラベル)の表示
・ Scalebar — マップへスケールバーの追加
・ OGC Web Map Service(WMS)のサポート
・ Draw ツールバー にARROW(矢印)、CIRCLE(円)、ELLIPSE(楕円)、RECTANGLE(長方形)の描画機能が追加
BasemapGallery ウィジェット
ArcGIS API for Flex 2.1:
・ 描画ツールに、CIRCLE(円)、ELLIPSE(楕円)の描画機能が追加
・ 編集ツールに、回転、拡大縮小の描画機能が追加
・ OGC Web Map Service(WMS)のサポート
図形の回転や拡大縮小ができるようになりました。
■ArcGIS API バージョン 2.1 の使用方法
ArcGIS API for JavaScript:
ArcGIS API for JavaScript の利用は弊社製品ページ、ArcGIS API for JavaScript スタートアップ ガイド をご利用ください。
バージョン2.1の機能を利用する場合はアプリケーション内で以下の URL を参照してください。
スクリプトの参照:http://serverapi.arcgisonline.com/jsapi/arcgis/?v=2.1
スタイルシートの参照: http://serverapi.arcgisonline.com/jsapi/arcgis/2.1/js/dojo/dijit/themes/claro/claro.css
ArcGIS API for Flex 2.1:
ArcGIS API for Flex の利用は弊社製品ページ、ArcGIS API for Flex スタートアップ ガイド をご利用ください。バージョン2.1の機能を利用する場合はアプリケーションが参照するライブラリを2.1用のライブラリに設定します。
■ArcGIS API for JavaScript 2.1 および ArcGIS API for Flex 2.1 の国内サポートについて
ArcGIS API for JavaScript 2.1 および ArcGIS API for Flex 2.1 は現在弊社内で検証を行っております。検証が完了次第、国内サポートを開始いたしますので、国内での正式リリースまでもうしばらくお待ちください。ただし、現時点でも API をご使用頂くことは可能ですので是非最新バージョンの ArcGIS API for JavaScript、ArcGIS API for Flex 2.1 をお試しください。
■関連リンク
ESRIジャパン Web サイト
・ArcGIS Web Mapping
Esri 社 Web サイト
・ArcGIS API for JavaScript
・ArcGIS API for Flex